


「マダムったら・・・(中略) 何一つお気に召さないのよ! 夕べムッシュから送られた 黄色い薔薇 もね、 ニューヨークでなら言う事ないんですって。 でもロンドンにいる時に送って来るなんて 間抜けなんですって。 ロンドンではね、赤い薔薇 でなきゃ、 いけないんだとおっしゃってね・・・」 【A・クリスティー作 「白鳥の歌」】 |

暫く続いた秋晴れの日々。
今日は、ひとまず終了と言ったところでしょうか。一休み。
お天気の日が続きますと勿体ないと、つい出掛ける羽目に。
のんびりするのに雨は、丁度良いですね。
尤もこの雨、朝から降っていた訳ではありません。
予報通り、午後3時頃から。秋の雨は、音もなく静かです。


バニラ色のそれが蕾を
付けていますが、
涼しくなった事もあり、
開花にはもう少し
時間がかかりそう。
だからという訳では
ありませんが、
薔薇は薔薇でも布の薔薇
が出来上がりました。
コサージュは勿論、
インテリアにしたって
いいですものね。
(カーテンフックに
留めても素敵ですね)
ご覧の通り、深紅の
薔薇と金色の薔薇。
ところで、
赤い薔薇を表現する、
「深紅」 と 「真紅」。
深紅は同じ赤でも
深みを帯びた少々、暗い赤と理解していますが、
この漢字と語感が好きです。
以前にはこの色の薔薇がありましたが、
今は目の覚めるような真紅の薔薇しかありません。
となれば・・布の薔薇で遊びましょう。
~なんて。
実は、黒っぽい服の胸元に、
赤い薔薇を一輪付けるのが好きなのです。
勿論、レースの肩掛けの留め金代わりにブローチとしても。
そうそう金色の薔薇は、マライアおばさんを
少々、意識していたかも知れません。
尤も彼女の場合、黄色の薔薇をアンの例のセンスで、
金色と言っているだけなのですけれど。