
【紫苑】

【セージ】

【ブルーサルビア】

懐かしい庭は相変わらず美しく、 神秘的な空気が漂い、 狩猟月 が昇るにつれて、 不思議な長い影があちこちに射した。 庭の奥では黄金色に色付く楓に囲まれて トウヒの木立が天を指して聳え立ち、 その上空で風が溜息を付くように吹いて いるのが聞こえるだけで、 他には何の物音もしなかった。 【「アンの想い出(上)」】 |


【午後5時15分の空】
気持ちの良い秋晴れが続きます。今朝の空も何もない空。
「天高く馬肥ゆる秋」。今日の空にふさわしい言葉。
ところで仲秋の名月(今年は9月8日)の次の満月を
『アンの世界』 では 「狩猟月」 と言うそうですね。
夏の間に肥った鹿や、キツネを狩るのに
適した月である事から名付けられたそうですね。
さすが、狩猟民族。
農耕民族の日本では、そんな名前はありませんものね。

勿論、午後になっても
雲一つありません。
これこそ、日本晴れ
と言うのでしょう。
そう言えば、
今日は皆既月食。
午後6時15分頃から
欠け始め、今は半月
くらい。(6時40分現在)
肉眼でも
はっきり見えます。
ところで今、
庭には憧れの花、
紫苑が満開です。
秋の初めには一輪
ずつしか咲かなくて、
心配したものです。
この紫苑、
古(いにしえ)を感じさせますね。
古式豊かな花です。