【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

映画 「木洩れ日の家で」

2011-09-18 20:32:32 | 映画の香り




   気温は、それ程下がった
  訳ではないのですが、今日は
  爽やかな朝を迎えました。

   これまでがこれまで
  でしたものね。

   余計にそんな風に
  感じたのかも知れません。

   下の写真は
  早朝の朝焼けの空。
  東と南の空です。  

   さて今日は予(かね)てから
  観ようと決めていた、
  ポーランド映画、
  『木洩れ日の家で』
  を観て来ました。

   9月末で閉館が決まっている映画館。
  今会員は、ほとんどの映画が1000円で観る事が
  出来るようになっています。

   今日は閉館が間近という事や、
  日曜日という事もあったのでしょうね、
  かなりの人出。

   尤も、普段に比べれば・・ですが。
  それでも、いつも今日くらいの人出があれば、
  閉じる事もありませんでしたのに。

   ~なんて、つい思ってしまいます。
  得てしてこんなものなのでしょうけれど。

   ~話が逸れました。
  『木洩れ日の家で』 というタイトルにまず惹かれた私。
  それにしても、モノクロームの映画がこんなに美しいなんて。

   見慣れたカラーではありませんのに、
  違和感など全くなく、見事に溶け込んでいたものです。
  観終わるまでモノクロームという意識すらありませんでしたから。

   映画の舞台は、ポーランド、ワルシャワ郊外の森の中。
  そこにひっそり佇む、古色蒼然たる屋敷。

   木洩れ日に一面の硝子窓がキラキラ輝きます。
  私などは、もうそれだけで、ワクワク。

   屋敷の住人は91歳のアニェラ(ダヌタ・シャフラルスカ)と
  愛犬フィラデルフィア(フィラ)。

   両親の残してくれた家に住み続け、夫はとうに他界。
  息子は結婚と同時にこの家を出て行き・・。

   若かりし頃の甘美な思い出と、
  去来する少年時代の愛らしい息子の姿。

   しかしながら、その息子からは同居を断られ、
  家の相続を巡るいさかい。

   そして彼女の思い切った決断。
  とは言え、最近では良くあるパターンでもありますね。

   映画は、ほとんど二人? の対話劇です。
  淡々と静かに進んで行きます。

   この犬が実に良いのです。名演技。
  目で会話出来る・・その目の表情も最高でした。

   ただ、主人公の年齢が91歳ですものね。
  度々の顔のアップには、いくら何でもちょっぴり閉口。
  姿勢や歩き方などは、年齢を感じさせないものでしたが・・。

   ところでこの屋敷、古いとは言っても確か
  2千?平米でしたから600坪余り。庭にはブランコがあり・・。

   そう言えば子供の頃、
  ブランコが無性に欲しかった事を思い出しました。
  今は、ハンモックですが・・。

   そして、ベランダでお茶・・
  ~なんていうシーンもあったのですが、
  今で言うサンルームみたいになっています。
  そこにはテーブルと椅子。

   インテリアだって結構、素敵。それこそ、レースがあって。
  方眼編みの薔薇模様のカーテンもありましたっけ。

   そうそう、極めつけは彼女のレースの肩掛け。
  それは四角だったり、三角だったり。とっかえひっかえ。
  そんな所は大層優雅です。

     


















【東の空】


【南の空】