この 薔薇 はたいそう遅咲きです ―― 他のがみんな散った後で咲く ―― 夏の暖かさ全てと、 実を結んだ夏の魂がこもっている。 【アンの夢の家」 第38章】 「懐かしい、楽しい考えは 宝石のように胸にしまっておく方が素敵だわ」 【「赤毛のアン」 第31章】 |
台風一過の今日は生憎の雨模様。
尤も朝は降っていなかったのですが・・。
台風の後は快晴となるのが常の筈ですが、最近は例外ばかりです。
それでも、僅かばかりですが “涼” を連れてやって来てくれました。
ただこの台風、速度があまりにも遅かったため、
各地に甚大な被害をもたらしたようですね。
被害に遭われた方、心より御見舞申し上げます。
こんな朝、鈴虫が涼やかな声を張り上げ、歌っていました。独唱。
蒸し暑かった昨日に比べ、鈴虫も余程嬉しかったのでしょうね。
なぜか、一抹の寂寥感と焦燥感を覚える夏の終わり。
“小さい秋” は、こんな風に突然やって来るようです。
さて、今日の写真は昨日の 「蕾の薔薇」。
今日は、まるで砂糖菓子のような甘い香りを秘めているようなそんな薔薇に。
アン も言っていますものね。
こんな薔薇に対して饒舌な言葉などいりません。