ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

食べても美味しい!

2005年08月05日 | フランスこぼれ話
ワイン用の葡萄は食べてもおいしくない
と言うことを
どこかで
聞いたか見たかしていました

その観念をみごとに打ち砕いた
出来事がありました

ノルマンディーのレストランで
仕込みをしている時

向かいの仕込み厨房の
冷蔵室より
チーズに添えられる
葡萄を
クリストフが頬張りながら

クリストフ:チャン マサ チュ マンジュ?
      (ねぇ マサ おまえ食べる?)と

くれた葡萄は
濃い紫色で
表面が曇りガラスのような葡萄で

一粒 口に含み

噛むと

口の中で皮がはじけ

葡萄のジュースが舌つたい

歯と頬の間に流れ

甘さと渋みが

交互にからまって

口から鼻へ抜け

涙腺をくすぐるような美味しさに

言葉にならず唸るような微笑を浮かべ

私:セ ボン グー(これ美味しいー!)と

クリストフ:これでサンテミリオンのワインが出来るんだぜ
      うまいだろ

それは アルコール分の無いワインを食べている感じで
アルコールが入っていると思えば酔えるのではないか?
と思うほどでした

クリストフの行った後

私も冷蔵室に

野菜やフルーツが入っている
木製の箱に入っている葡萄を発見
冷蔵室では

ワインセラーでワインをテイスティングしている
ソムリエ気分でした

この日から
だんぜんサンテミリオンの虜になりました。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ええんじゃない? (まっち+ず)
2005-08-16 16:28:06
ネットで調べた結果こりゃいいワイン間違いありません。なんでって知ってる消費者が買いあさった後がありましたのでハイ!
返信する
カベルネ ソーヴィ二ヨン (レアールシェフ)
2005-08-17 08:32:33
葡萄の種類はカベルネソーヴィニヨン

これを覚えておいて下さい



香り







必要な重さが整っています

他地方や国のワインでも

葡萄の種類から選ぶのも

おもしろいと思います



私の場合

リースリング種が苦手のようです



赤はカベルネかカベルネソーヴィニヨン!

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。