羅針盤 Acoustic

アコースティック

くらべない

いつのころからか
人とくらべても馬鹿らしくなったのは
劣っていることを数えることはできる
だけどそれもまた私なのでしょう
人より劣っているけれども生活に支障がなければまだ何とかなる
生活に豊かさばかりを追い求めない限り現在は続いていく
心の豊かさとか思うこともあったが
ものじゃそれは埋められない
凍りついた心では何が豊かなのかさえわからないのだ
感情の起伏はあまりないけれど感情豊かな人を見るとあまりの違いに笑ってしまう
冷静に考えると笑えない子供のころは本当に苦しかったのだろう
わかってもらえないが積み重なるほどに苦痛が増していく

通院

もう3年目になるだろうか病院通いも
続けなければならないのはわかってはいるが
死を早めるだけならそれはそれでいいとどこかで思っていた
不整脈を放置した理由もその辺にあった
いのちは考えさせられた
死を考えても死ねないのだから
問題をややこしくする性格
心と身体を蝕んでいたのはわたしそのもの
生きながらえる行為は何故が滑稽にも感じる
まあそれでいいそんなものだ