サルサバンドLATIN FACTORYのブログ
EL WEBLOG DE LATIN FACTORY
2ちゃんねると小学生
2ちゃんねるに殺人予告を書き込んだとして、小学生が容疑者として浮かび上がる事件が続きました。コンピュータというバーチャルな世界が入口ではあるものの、掲示板とは不特定多数の人々が関わっている現実社会。現実感を喪失したいたずら半分の書込が、脅迫行為として犯罪になってしまう。自分の子ども達の通う小学校でも、パソコンを使用する授業があります。その様な場所では、ネット社会といえども人を傷つける可能性があるということを学んでいるはずなのですが、ともすると仮想空間であるゲームと同じように扱ってしまう可能性があるということなのかもしれません。
それにしても驚くのが、容疑者として浮かび上がった小学生の年齢です。まだ、これから学科も増えて行き、社会の仕組みを学んでゆこうという年齢で、いきなり2ちゃんねるに書込ですよ。よく便所の落書きに例えられて揶揄されることもある2ちゃんねるですが、実際の底辺はとてつもなく巨大で、利用者の数は2005年末には実に990万人を数えており、各細分化されたカテゴリは500にも及びます。その中には、アダルトや裏社会に関するモノまで存在します。今、全国の小学生が、どの程度この様なカテゴリにアクセスしているのか・・・、想像するだけで恐ろしいモノがあります。
現在は、パソコンを学校などで取り上げられるようになっている以上、自宅にあるPCも用途を限って子ども達に使わせる事が多くなりました。当然、その気になれば掲示板などにアクセスするのも簡単です。現在の所、日記を書いたりマンガのイラストを印刷したり等が主な用途のようですが、人間関係が広がるのと同様にネットでの世界も広がってゆく筈です。その様な中で、所詮コンピュータ・インターネットは道具に過ぎず、社会は人と人の信頼関係で創り上げられてゆく事を伝えるのが大切なのかも知れません。
Editor CABEZÓN
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パソコンをスタンドアロンで使うのと、ネットに接続して使うのとでは、全く意味合いが違うことを分かっていない大人が多いと思います。
小学校でも二言目には「インターネットで調べる」と平気で教えてくれるので、ヲイヲイ大丈夫かよと突っ込んでしまいます。
インターネットを万能のように伝えているあり方も問題ですね。所詮、人間の業ですから間違った情報から悪意のあるモノまで多数存在することを知らないととんでもない知識が山積みの人間になってしまいます。
でも、最近図書館や本を読むようになったから、そちらにシフトしてくれることを願っております。