文明の利器(スキャナー編)

実は先日の打合せで、Finaleというソフトウェアの使い方について、ko-shiから色々と知恵を授かったので、ひとまずどんなものかとテストをしてみました。


  ∧_∧  +
 (゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (゜∪ ∪ +
 と__)__) +


今回試してみたのは、手書き楽譜をスキャナーにより楽譜ファイルとして取り込んでしまうという、夢の様な機能です。ひとまず、「古い楽譜を・・・(記事)」の冒頭を飾ったJazzyの楽譜でのテストです。スキャナーに楽譜をセットして、起動すると



ウィーーーーーン



という音と共に、イメージが取り込まれてスキャニング作業が始まります。






さて、ふむふむと楽譜に変換してみると・・・

















ありゃりゃ・・・



音符はおろか、小節線まで取り込めていませんねぇ・・・。やはり手書きの楽譜をスキャンするのは難しいのでしょうか?もし、そうであればこの機能の意味も半減してしまう気がしますが・・・。








せっかく乗りかかった船なので、Real Book等の様に清書、あるいは専用のプロットなどで印刷物として出回っている楽譜はどの様に取り込まれるのでしょう???その中から、良く演奏するMaria Cervantesを取り込んでみる事にしました。







ウィーーーーーン



という音と共に、Maria Cervantesの楽譜が取り込まれて行きます。
























こ、これは(笑)!!!





現代音楽家ジョン・ケージの作品を彷彿とさせる前衛的な楽譜(笑)。この楽譜を、一体どの様に演奏しろと言うのか(笑)。















楽譜全体を取り込むのは難しいという事がわかりましたので、条件などを変えながらやってみる事にしました。これは、先程のMaria Cervantesの楽譜を一旦画像に取り込み、周りのノイズなどを消去して取り込んだ結果・・・



やっと楽譜の体は成してきましたが、依然として音符に刻まれているものは意味不明です(笑)。恐らく、練習記号やコード、アーティキュレーションなども邪魔をしているのでしょう。更に単純化する為に、楽譜一段分に切り分け、音符以外の余分なもの(タイやスラーは除く)を消去してからスキャンしてみたのがこの楽譜。



やっとそれらしい楽譜になりました(3連符などが採れていませんが・・・)。という訳で、スキャン機能は、清書された音符のみの楽譜であれば、そこそこに取り込めるという事がわかりました。でも、こんなに手間かけている位なら、直接打ち込んだ方が早そうです(笑)。


Editor CABEZÓN


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コメント
 
 
 
Unknown (もん)
2009-02-27 00:18:11
爆笑しました。パートが一小節ごと(っていうか半小節ごと?)に出現!
てっとり早く現代音楽を作曲するなら、最強のツールではないでしょうか。
 
 
 
> もんどの (CABEZON)
2009-02-27 13:28:41
結構笑えるでしょう?
人間には及びもつかない読解能力(笑)、この様な読み取りを素で出来たら本当の奇人でしょうね(笑)。
 
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