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セレンディピティ日記

読んでいる本、見たドラマなどからちょっと脱線して思いついたことを記録します。

名古屋市長選挙

2010-12-21 17:07:47 | 名古屋
河村名古屋市長が20日に横井市議会議長に辞職願を提出した。辞職日は1月21日。これで2月6日に県知事選、市議会解散の住民投票そして名古屋市長選挙のトリプル選挙がほぼ確実となった。そうそう前回にトリプル選挙の日を2月8日と書いてしまったがそれは誤りである。

18日の土曜日に現役の市職員3人と麻雀をやった。そこで僕は「トリプル選挙なので3種の投票用紙交付はすべて職員がやらなければならならないので人出集めが大変だろう」と言ったところ、区役所の選挙事務に関係している現役職員が「用紙交付はアルバイトでもいい。近頃は選挙経験のない役職職員が多いから。かえってアルバイトの方が投票所事務に詳しい場合が多い」とのことであった。僕の昔の記憶では、投票用紙交付は必ず職員でということがあった。きっと過去の時点で不都合な事故の反省から職員交付が指示されたのだが、職員による交付にした背景が文章として残されず、市と区の選挙事務担当者の暗黙知として引き継がれてきたが、人が変わる過程で職員による交付の意義が曖昧となって、不合理な人員配置とだけ見えてきたのだろう。あるいはこの前の参議院選挙で選挙区と比例区の投票用紙を間違えて渡した区役所があったけど、ひょっとしたら職員でも間違えるから取りたてて職員にする必要がないということか。ところで今「暗黙知」なんて言葉をつかったけど、この言葉はオーストリア経済学でわりと重要な言葉、ちょっと使ってみた。

トリプル選挙の現役職員の悩みは、3つの選挙ごとに記入スペースを分けなければならないことだそうだ。選挙によっては2種類の投票用紙を同じ記載台で書いてもらうことがある。だが今回は3つとも明らかに別の選挙だから記載スペースを区切らなければならない。いつもの投票所ではレイアウトが難しくなるところがあるし、資材も余分にいる。投票用紙交付機が投票所ごとに3台いるとなると不足してくるが、近隣市町村も県知事選はあるので借りにくいとのことだ。

でも投票事務職員の人数確保の問題は依然あるはずだ。4月に区の税務関係の課が廃止され税務関係職員は市税事務所に移って行った。だから区内に数多くある投票所に配置する職員とくに投票所3役につく役職者職員が不足する。なにしろ1区ごとに課長2名、係長6名がいなくなったもの。市税事務所は選挙事務について元の区を応援するという約束になっている。だが本務業務でない上に今は指揮系統にもないので、ことわれないわけではない。市税事務所の現役職員によると、市民税課はことわるはずだという。繁忙が理由だ。たしかに1月末までに給与支払報告書(源泉徴収票と同内容)が提出されるので2月の初めはその整理や入力に忙しいはずである。しかし残業はあるが日曜出勤はないと思う。だから区役所のときはこの時期でも市民税係長は選挙事務に参加したはずである。しかし打ち合わせ会議のたびに市税事務所から区役所への出張となるので事務の妨げにはなるのだろう。

しかし市税事務所の市民税課は選挙事務をことわれても、市税事務所から区役所内にある税務窓口に派遣されている主査はことわれないだろう。同じ庁舎内だから打ち合わせ会議にも不便はない。ただスネモノというか気骨者というかそんな人だったらことわるかも。

ところで現役職員の話によると、その税務窓口主査がなくなるらしい。区役所庁舎内にある市税事務所の税務窓口は主査とあと数名の職員と嘱託職員がいて、税務証明の発行や市民税申告書の受付を行う。その窓口主査が来年4月からかそれより後かは聞かなかったが、なくなるという。主査がいないと、職員や嘱託職員は区役所と関係ないので、市民から「上の者を出せ」と言われたら、テレビ電話の画面を示すことしかできなくなる。それでうまくいくのかな。ただそれより気になるのは、区役所から税務事務所へ異動になって高層ビルのフロアーに押し込められた職員は気分はブルーになるだろうけど、逆に市税事務所から派遣されて周りの区役所職員と別系統で働く職員も孤独な気がする。

閑話休題(それはさておき)、名古屋市長選に民主党の推薦で石田芳弘衆議院議員が立候補する。先週からそのことが報道されていたので、麻雀のとき、僕が「民主党から石田芳弘氏が立候補するらしいね」と言ったところ、3人の市職員は口をそろえて今日(土曜日)の朝刊で「石田氏は出るのをやめた」と言った。それからついでに「当選するのは河村市長だろうけど、とにかく早くやめてほしい」などと言っていた。発言の主の職員の氏名は秘密とするが幹部職員でも中枢にいる職員でもないので、河村市長も気にせんでチョウ。

だが市職員の現状認識はどうしてこう間違うのだろ。彼らが帰ったあと、新聞をみれば、「出馬については一旦白紙にもどす」と書いてあるとともに「週明けにははっきり態度を示す」とある。つまり発言の趣旨は、たぶん地元(犬山市)後援会に説明なり陳謝せずに名古屋市長選挙出馬が報道されたので後援会が気を悪くしているから、後援会に説明してから改めて立候補表明したいということだろう。案の定、月曜日には正式に出馬表明をした。

でも僕も3人から石田氏が出馬をやめたと聞いた時は、石田氏が衆議院議員を辞職して名古屋市長選挙にでても勝てる見込みは低いし、民主党内閣は任期ぎりぎりまで衆議院を解散しないと思われるので、次の衆議院選挙は当分ないので65歳の石田氏の政治生命はほぼ終わるので、それは判断として間違ってはいないと思った。

石田氏は愛知県知事を目指していたはずである。しかし御園氏が先手をとって民主党にすりよって民主党の知事候補になってしまったから、石田氏の出番がなくなってしまった。民主党としては、変人奇人は河村名古屋市長で懲りているので、風貌からして変人奇人の小泉元首相似で自身も変人奇人の石田氏を県知事にするよりも御園氏のほうが扱いやすいと思ったのであろう。だが市長辞任による市長選が降ってわいた。人気の高い河村市長に対抗して市長選に出る候補はなかなかいない。元民主党で今は1人会派の杉山ひとし市議が立候補するが、これまた変人奇人。結局、変人奇人しか立候補しないのなら、よりましな変人奇人の石田芳弘氏を民主党が擁立することになったのだろう。

ところで市長選立候補者の石田氏と知事選立候補者の御園氏のブレーンに後名大教授がついたね。御園氏とは思想的接点がないように見えるが、民主党の傀儡になる姿勢の御園氏には問題ないだろう。石田氏とは議院内閣型の地方自治体を目指す点で一致している。だがさきのリコール署名で見せた後教授の見識を疑う。だって明らかに有権者が期間内に署名したものを「収集方法に問題がある」と選管発表のまま自分のブログにのせ、それで署名は不成立だと言っている。通常の感覚(市民感覚と過去の裁判所の判断)からすれば絶対に不成立とはいえない。後氏は軍事政権か全体主義政府の御用学者みたいな行動をとる。かなり酷な言い方かもしれないが、偽メール事件の時に裏付け調査を指示しなかった前原氏(当時民主党党首、現外相)と「郵政法案が参議院で否決されても衆議院解散はありえない」といった亀井静香氏とともに、後氏にも政治感覚にそれぞれ別の点ながら欠陥があることが証明されているので、政治家や政治学者としては信頼できない。

何故リコール署名は必ず成立しなければならなかったのか

2010-12-15 23:15:23 | 名古屋
リコール署名の再審査の結果、無効数のかなりの数が有効数に転じ、リコール署名は逆転成立することとなった。予定では2月8日に知事選・市長選とともに市議会解散の住民投票のトリプル選挙がおこなわれる。

もし名古屋市選挙管理委員会が一括異議申立てを確認書が提出時にすべて添付されていないなどの理由で拒否して、リコール署名不成立を押し通せば、必ず名古屋市政史と日本の選挙管理委員会史の大汚点となったはずである。大汚点とは一方の側の主観的評価のことではない、以後たえず言及される事件と言う意味である。それは裁判が避けられなくなるからだ。

裁判といっても署名の成立確認のための裁判でない。だってそれだと判決が出るころには解散請求の市議会が任期満了で解散していて裁判する意味がなくなるし、とりあえず住民投票をするなんていう仮処分は考えられない。ではどんな裁判か?それは署名活動の代表者と受任者による実質成立していた署名を不当に不成立にされた精神的苦痛に対する賠償請求の裁判だ。だいたい有権者が期限内に確かに自分が署名したと確認できた2万余の署名が「署名収集方法に問題がある」という理由で無効にされ、1万人分が不足だから署名は不成立とされたもの。だから当然に裁判所の判断の中で署名は成立していたはずとなる。だから行政にかかわる判例として末永く残るのだ。それだけではなくてこの裁判所の判断を受けて検察も動き出すかもしれない。

検察だなんて大げさと思われる。しかし12月4日朝のNHKのニュースによると、伊藤選挙管理委員長が「本人が署名したと主張している署名を何とか無効にできないか」「自分が責任をもつ」「委員会の議事録を非公開にしなければならい」と事務局に要求していたのだ。だから明確に不正を行う意思を表明していたのだ。だから本来成立しているものを不正な意図をもって不成立にしたのなら当然に枉法行為として刑事罰の対象となるのだ。

たまらないのは事務局だ。裁判の判断で本当は成立していたということになったら大きな不名誉になるし、刑事事件の証人として出廷しなければならなくなったら一大事である。裁判の席で伊藤委員長を悪人にする(実際に悪人なのだが)のは簡単だが、事務局も共謀罪に問われるかもしれない。そうでなくても選挙管理委員の暴走を止められなくて名古屋市政に汚点をつけた事務局長はじめ職員の職務能力について大きな疑問符がつく。

だから事務局としては情報リークを含めてあらゆる手段を通じて、リコール署名の不成立という結果は避けなくてはならないのだ。NHKのニュースは事務局のリークと思われる。また選挙委員会の議事内容も明らかになっている。

二転三転する市議会リコール署名

2010-12-02 15:22:03 | 名古屋
名古屋市議会解散請求の署名の縦覧で、無効とされた署名について2万9228人の異議申し立てが提出された。これから14日以内に審査されるが、さきの選挙管理委員会の発表でリコール署名の成立に不足なのが1万2004名分なので、リコール署名が逆転成立する可能性が出てきた。

もともと先の選管の照会文書の結果で2万2990名分について確かに署名者が期限内に署名したと確認されるのに「収集方法に問題がある」として無効とされて他方1万2004名分不足しているからリコール署名が不成立と決定された。これは民意をまるっきり蹂躙していることになるのだから治まらないのは目に見えていた。

地方議会のリコール署名というのは成立しても即議会解散にはならないでその後に、解散すべきかどうかの住民投票が行われる。住民投票というものはその結果が究極の民意でありだれも文句のつけられないものだ。だから市の選挙管理委員会は、「個々の署名の形式的な瑕疵にとらわれないでできるだけ民意をくむようにして住民投票を故意に回避する姿勢はとらないように」と各区選挙管理員会に指示すべきだった。ところが市の選挙管理委員会は議会側の様々な収集方法等のクレーム情報攻勢にオロオロして、その場を逃れるだけの対応で、「審査を厳しくして、記入間違いなどを厳しくチェックせよ」と指示してしまったのだ。その上に「10人の請求代表がそんなに多く集められるはずがない」などと勝手な思い込み(たぶん議会側のサジェスチョン)で審査期間を延長した。署名期間の前半まで住んでいる地域で署名場所が見つからないから、「まちきれない」と中心部の収集場所に出かけていった人が多いのはまったくの当たりまえなのに。

ところで日曜日の全国放送のなかで、市の選挙管理員会の「チェックを厳しく書き間違いもみのがさない」とい方針に選管事務局は反対したと言う。当然のことであろう。

ところで前に重徳候補を自治体の首長として一番いいかもしれないと思い持ち上げた。もちろんそれは私の独断と偏見だ。どの候補の人にも会ったことも話したこともない。河村市長も私の市役所の知り合いには直接命令を受けるえらい人はいないので、他の候補とあまり変わらない。おっとかなり昔、河村たかし氏が無所属の宮沢派という変な肩書で衆議院選挙に立候補していたときに向こうが路上でよってきて無理やり握手したので会ったことはあるか。また著作を3冊ぐらい読んだか。

そこでこれは僕が4氏のイメージから、僕が部下で新しい施策のアイデアを上司としてそれぞれに人に提案したとしよう。

河村:これは議会改革や10%減税に役立つのかね?関係ない?ふーん、そんならみんなと相談していいように決めてチョウ。

御園:どこかの団体から要望があったのか?自分の発案だって?公務員は上から命令されたことか、法令で決められたことだけやればいいのだ。こんなことを考えて時間を使っているとしたら君の将来は暗いぞ。

大村:この施策の効果は確かなのか?期待できるがやってみなければわからないって?効果がはっきりしない物はダメだ。他でやったところがあって効果があったら考えよう。

重徳:必要と思うものはどんどんやってみよう。ただし間違っていると分かった時は素早く対応して引き時を誤らないように。

河村VS杉山?

2010-11-30 22:24:17 | 名古屋
新聞報道によると、名古屋市議会の11月定例会で、個人質問にたった緑区選出の杉山ひとし議員が、河村市長の身勝手な辞任は許されない、もし辞職したなら自分も議員辞職して市長選に出馬する、といって辞職願を横井議長に預けようとしたところ受け取られなかったとのこと。杉山議員も河村市長におとらずパフォーマンス好きだね。

杉山ひとし議員は名古屋市交通局の労働組合の役員の出身だ。労組役員の定年後の上がりの議員ではなく、比較的若くて議員へ転出したせいかアグレッシブだ。昨年の市長選挙では自民公明の推す細川候補を公然と支持して所属していた民主党から離党勧告を受けて離党して一人会派となった。そのとき民主党で公然と細川候補を支持している市議会議員が市の交通労組出身と聞いて、以前から公務員の給与を減らすと言っていた河村候補への公務員の反感を反映しているのかと思った。

議会側としては、河村辞職による再選挙は肩透かし作戦が最善のはずだ。もし候補をだすのなら勝てないにしろ、良識的で穏当そうに見える人物をたてて河村批判票を多く集めて、市民の全部が河村支持者はないと示すことだ。でも杉山議員では、対立をあおって河村市長の術中にはまるのではないかえ。もし杉山議員が興奮してお里を出してしまうと、河村市長は交通局も配下だったので決して口にしないが、「市のバスの運転手の年収は*百万円で民間のバス運転手はその3分の1の・・・」とかの口コミが流されると杉山議員はただの道化となる。以前にはよく市バスの運転手は1000万円以上の年収で民間バスは400万円と話されたが、いまではそんなにないと思う。これは河村市長のせいではなく、赤字だから河村市長の就任以前から給与カットになっているからだ。

ところで杉山議員は坂本龍馬を尊敬しているらしい。そのせいか自分は民主党を脱藩したとよく言う。でも本物の脱藩者の拙者からすれば、杉山議員は民主党を離党してから細川候補を支持したのではなく、細川候補を支持して離党勧告を受けてから離党したので脱藩者ではない。昔流でいうならば「家禄没収士籍はく奪のうえところ払い」になったもの。

ついでだが、杉山議員にかぎらす鳩山邦夫氏や幸福実現党など、右から左まで坂本龍馬を尊敬しているといって現代の坂本龍馬を気取る人は多いね。でも僕はよく思うのだ。今の世に後世から坂本龍馬と並ぶ偉業を行ったと評価される人がいたとして、これらの龍馬気取りの人たちはきっと偉業を行った人を邪魔したり迫害したりした人として歴史の片隅に残ることが多いのではないか。

河村市長辞任とアベック選挙

2010-11-28 17:12:23 | 名古屋
25日にこのブログでテレビのコメントで「河村さんがかわいそう」とひたすらそれだけを言ったのは横井市議会議長と書いたが、自民党の桜井議員かもしれないと思えてきた。それはしゃべり方からだが。しかしそのあとで自民党の人が「自主解散」なんてしゃべっているのだから、その前のコメントは市議会の代表者か多数会派の民主党が普通だ。横井市議会議長は自民党だが市議会議長としてならこのコメント順番でもいいのだが、横井氏の感じと違う気がしてきた。横井氏または桜井氏では民主党のコメントはなくなるが敬遠したかもしれない。それとも横井氏でも桜井氏でもなく民主党の誰かだったのかな。あんまり重要でないけど、間違ったことを書いた不安が残る。間違っているといえば、愛知知事選立候補予定者の重徳氏について元総務省官房審議官なんて書いてしまったが、重徳氏はそんなにえらくなくて元総務省課長補佐が正しいので訂正する。

ところで名古屋市の一番のニュースは、河村市長が市議会リコール署名の不成立の責任をとって辞職するという。でも市長選には再び立候補するという。つまり大村氏が出馬する愛知県知事選とダブル選挙にして大村氏の当選を助けるためだ。もともと当初の日程ではリコールが成立したら河村氏は市長を辞職して市議会選挙と愛知県知事選と名古屋市長選のトリプル選挙を行う予定だったので、辞職と再選挙は決められたコースだ。

市議会に不満があるのなら市議選との同時選挙をめざして辞職するべきなのに、なぜ愛知知事選と同時選挙なのという意見がある。河村市長は名古屋市と愛知県が協力する必要があるから大村氏を応援するためといっているが、本当の理由は次の2つだろう。①頼んで知事選に立候補してもらう大村氏を落とすわけにはいかない。②2月の知事選で大村候補が落選すると4月の市議会選挙の勢いが落ちてしまう。というところだろう。

ところで誤解のないように言っておくと僕は河村信奉者ではない。前にも書いたけど、近年中に政府の財政破綻にともなう大混乱の波が全国を覆う。そのために議会改革のひな型を大都市で作っておくことは日本全国が大混乱からの早期脱出に役立つからだ。そう到来する銀河帝国の暗黒時代がファウンデーション(財団)を作っておくことで短くできるのと同じだ。アイザック・アシモフの『銀河帝国の興亡』(『ファウンデーション』)シリーズの中では天才的歴史心理学者のハリ。セルダンが未来にできることを予言していた。ぼくはポパー主義者でオーストリア学派経済学の信奉者(の見習い)なのでそんな長期の予言は不可能だと思うが今現実に迫っている危機がわかる。そういえばリフレ派の数理経済学者が「ハリ・セルダンになりたくて」なんてホームページをつくっていたな。数理経済学者はばかげたことを考えるものだ。

話はもどって、僕は河村信奉者でない。もしあのまま役所に残っていて万一河村市長の指示の下で働くことになっていたら苦労していたと思う。まあ正しい方向なら苦労してもしょうがないが、河村市長は「国債公債問題ない」というリフレ派とおなじ思考方向を持っているものなので議会改革は応援するが他の施策はたぶん支援できないと思う。

河村信奉者でないといっても、実は僕は名古屋市職員だったとき、つまり河村市長が就任する前年まである種の河村待望者だった。それはこの昔のこのブログの最初に河村氏の著作について書いていることでもわかる。ずっと以前の市長立候補さわぎのときに給料を減らすと河村氏が言っていたので市職員の間の河村氏の評判は悪かったが、僕は給料が少なくなっても構わないよと公言していた。だから僕が退職するとき上司に「まあ僕が役所に戻ってくるとしたら河村たかしが市長になった時ですね」などと話した。その1年以内に河村市長が誕生するとは思わなかった。もちろん今に至るまで「副市長になってワシを助けてチョウ」という話はない。

首長(ボス)としてなら河村氏より県知事としての重徳氏のほうに仕えがいがあるような気がする。まあ普通の県職員は御園氏の方が楽でよいかも。でも当選するのは大村氏かな。