先週の木曜日9月29日に退院して自宅に戻った。退院したのはメイトウホスピタルと言うリハビリテーション病院 だが、4月29日に救急車で運ばれてその後右足切断の手術を受けたのは第二赤十字病院だ。リハビリテーションのためメイトウホスピタルに6月14日に転院した。当初から義足を希望したので義足を製作してそれを操る体力を作るためにかなり時間がかかった。義足の作成費用は90万円ほどだ。健康保険でその7割か8割が戻ってきて、高額療養費もあるので、それほどはかからはずだ。しかし一度に90万円払うには貯蓄のない世帯が多いことを考えれば、義足作製に踏み切れない人も多いはずだ。それに入院期間も長くなるので入院費用も多くなる。僕の場合は5月以上かかったが、現役の人はそんなに休めないはずだ。だからメイトホスピタルで義足の人はほとんど見かけない。補装具の人がいっぱいいたが義足の人は誰もいない。お金と時間のせいかなぁと思ったが、10月7日に第二赤十字病院へ退院後初めて受診に行ったが、その時恐ろしことを聞いた。
10月7日の受診は退院後もっと早く受診に行くはずだったがメイトウホスピタルの入院が長引いて当初の受診予定日に行けなくてメイトウホスピタルから電話連絡して受診日を10月7日に変えてもらった。
第二赤十字病院の整形外科外来で応対したのは入院時の僕の主治医だった先生だ。そこで聞いた話は恐ろしい話だった。足を切断した人で義足にした人で杖で歩行してきたのは大変珍しく驚いた。ほとんどの人は義足にもならない場合が多い。足を切断した人はその他にも病気を抱えているので足を切っただけではその後の予後はよくない。ましてや70を超えているのだから大部分が亡くなられている可能性が多い。
なるほど、足を切断するにあって、深く切った方が良いので義足は諦めろと第二赤十字の医師が強く主張したわけだ。どうせ長くない命と思われたのかもしれない。
とにかく僕は生き残った。今要介護4度の認定を受け、障害者の認定を待っている。7月半ばに申請したのにまだ連絡が来ない。