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オモシロ大学教授 in 台湾。

9月21日月曜日、インタビュー調査初日。

台湾政治大学の R 教授に会いに行く。

ホームページで R 教授を事前に確認したのだが、色んなスナップ写真があって、いったい どの方が、 R教授なのか分からなかった。

何度も、写真に移りこんでいるのが、ちょび髭をはやした教授だったので、男性だと思っていた。

 

まず大学が広過ぎて、目的地の<社会工作研究所>までたどり着かない。

韓国同様、タクシーがとても安いので、ホテルからタクシーを使ったが、タクシーの運転手もキャンパス内の地理は分からない。

3回ぐらい学生や守衛さんに聞いてやっと<建物>に到着。

エレベーターのまわりに建物の各階の案内がないか探すが、全くない。

エレベーター内に、案内のプレートが掲示されている。

約束の10時前についてしまったので、しばらく会議室で待つ。

 

登場したのは、チョビ氏ではなく、なんと<大阪ヨシモト風関西風の女性>教授であった。R教授は、台湾

の介護政策を早期の段階から構築してきたうちの一人であって、政府の委員会にも数多く入っている有名教

授であった。

 

インタビュー調査を2時間ほどする中でだんだん分かってきたのは、

(1)現行の長期介護10年計画

(2)今年成立し2年後に施行される長期介護サービス法

(3)今国会で議論中の介護保険

の3つのフェーズの話が、渾然一体となって、R教授から、マシンガントークで語られることであった。

彼女の持つ資料は、第1級品であり、しかもその資料が幾つもある。

 

初心者の私には到底理解できない。

割と早い段階でキャッチできたのは、R教授が、国会議員や政府委員会や所轄官庁の<衛生服務部>と闘う

中で、台湾の介護政策の致命的な欠点と認識なさった部分を私に語る時に、必ず<ケラケラ笑われる>とい

う事象である。

 

これは、生まれて初めての経験である。

笑えるほどヒドイ構造的な問題点がいくつもあるということのようである。

ファイターである R教授は、是正に向けて頑張っておられるが、改善できない現状を憂い過ぎて<笑えて

しまう>ご様子。

ケラケラとカワイクお笑いになる。何度お笑いになったのであろうか。

何故かそれが吉本の芸風を想起させる。

 

理路整然とお話になるのではなく、彼女の武勇伝としてあちらこちらに<飛び飛びしながら>3つのフェー

の話をなさった。中には、この教授でしか語れない<部外秘>の話もうかがった。

 

彼女は、台湾老年学会の会長様でもある。

偉い方であるが、決して上から目線ではなく、フランクにお話しされる。

このような先生に巡り合えたのは、<幸運>である。

リップサービスで、<是非、日本の介護保険、介護政策の話をしてください。お呼びしますから。>

と別れ際におっしゃった。

私は答える。<いえいえ、お招きいただかなくても、ユーモアたっぷりの先生にまた会いに来ますから>

と。

 

お土産に差し上げたものをスカーフ風におちゃめになさっているのが、この写真!

 

 

 

 

 

 

 

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