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どうする介護保険、どうなる介護保険。

介護保険制度が今、大ピンチだ。

私も良い夫婦の日までに、、<スウェーデン高齢者ケア研究の到達点>を1つの論文にまとめる課題があり、個人的にも大ピンチである。


さて、介護保険制度が何故大ピンチか。

答えは、明確だ。

介護保険制度を利用する高齢者の数が増え続けているためである。

高齢者の実数が増え続けているので、介護保険サービスを利用する方も増え続ける。

利用者の自己負担は10%である。残り90%が介護保険財政からサービス提供者に支払われる。

毎年介護保険のコストが上昇し続けており、このままいくと、第1号被保険者が毎月支払う保険料
が5000円を超えることになろう。

今は4000円ちょっと。3年ごとに保険料は上がっていく。下がることはない。次回は2012年度から。

5000円はきつい。

保険料を4300円、4400円ぐらいまでに抑えるためには、制度全体のチェンジが必要となる。

厚労省が現在まとめている主要なチェンジ案は、以下のものである。

①高額所得高齢者や軽度利用者(要支援2から要介護1?まで)の自己負担割合の引き上げ
②ケアプラン作成費用の徴収
③特別養護老人ホームの相部屋からも室料徴収
④軽度者に対する生活援助(昔の家事援助)サービスの縮小
⑤第2号被保険者の範囲を30歳台まで広げる
⑥税金投入を現在の50%から60%へ

どれが、あるいはどの組み合わせが良いのだろう。

私は、⑦として、保険料を5000円とする

という、そもそもの出発点も選択肢に含めるべきだと思う。

色々システムをあっちもこっちもいじり倒して、制度の空中分解を防ぐ意味でも、むしろ⑦で進めた方が、<持続可能>だと思う。




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