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国立社会保障人口問題研究所所長・京極氏の盗作問題。

国立社会保障人口問題研究所は、私の研究にとって欠かせない研究所だ。

日本の人口動態、とりわけ高齢化率の推計に関しては、この研究所に依拠するしかない。

現在の所長は、京極高宣氏。

私にとっては、雲の上の人であり、一度も接触したことがない。

唯一接近したのは、今から3年前。

新宿コマ劇場の近くに沖縄料理の<南風>という店があるが、その2階で、グスタフ氏や某紙の記者さんやDさん、Eさんとお酒を飲んでいた時のこと。

1階で、京極先生が飲んでいらっしゃるぞとの声。

皆急に色めき立って、降りて行った。

私の隣には、スウェーデン大使館のスウェーデン人女性が座っていたので、

怪しげな英語で話を続けた。

私の場合、あまりに雲の上の方には、どうも関心がないようだ。

そのため、<うだつ>があがりそうであがらない・・・。

ビールの飲み過ぎでやっとトイレに行きたくなったので、名刺を持って1階に降りた。

もう、京極先生は帰った後。後の祭り。

最も接近したのはこの時だが、結局、拝顔の機会を得ることなく、今日に至っている。

さて、数日前報道されたのは、25年前に所長が書いた論文に、引用注がつけられることなく、当時国立国会図書館調査員であった方の論文(フランスの社会福祉に関する論文)の文章が、無断で使われていたとの問題。

フランスの社会福祉に関する同論文は他の場面で2回さらに無断で使われているとのこと。

他人の論文を引用することは、研究論文では当たり前。

それを、さぼると急に、社会問題に。

この業界も、ある意味、ものすごーく怖い世界。

当時国立国会図書館調査員であった方が、今回、盗作を抗議したわけではないようだ。

ならば、誰が、問題提起したのだろう。 

この業界は、こうした点に関しても、ものすごーく怖い世界。

 

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