黒古一夫BLOG

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「意外」だったのですね!?――「読売新聞」の世論調査結果

2014-07-04 09:55:26 | 近況
(今日は短く)

 今朝のヤフーニュースを見ていて、思わず笑ってしまったのが、「読売新聞」の世論調査結果に対する、コメント(評価)である。
 世論調査の結果は、新聞各社の世論調査の結果と煮たようなもので、「安倍内閣の支持率 50パーセントを割る」というもので、具体的には「支持率48%・不支持率40%」というものであったが、新聞社を挙げて集団的自衛権行使容認を「支持」したにもかかわらず、結果的に国民の半数以上が安倍内閣を支持せず、当然国民の半数以上が集団的自衛権行使容認も認めていないということである。
 おそらく、この世論調査結果に「社説」を書いた解説委員などは「驚愕」したのだろう、世論調査結果に関する「読売新聞」の解説では、安倍首相の首相特別補佐官の言葉として、「ネガティブな報道が影響したのだろう」を掲げていた。font>
 自分たちの「説明不足」や「強引な論理展開=憲法解釈」を棚に上げて、集団的自衛権行使容認という安全保障体制(国の根幹)を変更するという「暴挙」に対する国民の「否認=批判」をマスコミ報道のせいにする。世界最大の発行部数を誇る「読売新聞」が支持し、また経済人(サラリーマンたち)の多くを読者に持つ「日本経済新聞」が支持したにもかかわらず、国民は安倍内閣が決めた集団的自衛権行使容認に「ノー」を突きつけたのである。

 なお、一言だけさらに付け加えておけば、1日に行われた「日朝協議」にかんして、「生存者名簿」なるものが北朝鮮から提示された、と日本健在新聞が伝えたと言うが、「政府寄り」と言われる「読売新聞」や「日本経済新聞」、あるいは「産経新聞」などのマスコミ報道(記事)をどう読めばいいのか、ますます厳しく私たちは自分の頭と心で「情報」を読み解く訓練をしていかなければならない、という思いを強くした。

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