牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

感染防止策

2010-05-21 00:03:44 | 牛の病気


口蹄疫感染防止について、対岸の火事では済まされない状況となりつつある。
当方でも、既に対処を実施しているが、口蹄疫の感染力の強さを場員及び関係者が常に認識するとともに、現在次の項目について実施中である。
①当施設の取り入れ道路内や駐車スペース、畜舎の出入り口などに消毒槽を設置する。
消毒槽は、5日毎に更新する。
消毒剤は4%炭酸ナトリウム(ソーダ灰)を使用する。
水10Lにソーダ400g。
③取り入れ道路内に、車両を制限するためのロープを張る。
②場員用及び一般車両は、制限ローブ外の空き地に駐車する。
④飼料運搬車両等は、制限用ロープの手前付近で、動噴機によりタイヤの消毒を徹底する。
⑤場内に入る場合は、全ての人について制限ロープ外で長靴を履き必ず消毒槽で消毒する。
それを行わない場合は、入場を許可しない。
運搬車の運転者も同様に対処願う。
⑥取り入れ道路、駐車スペース付近、畜舎の出入り口および新規導入舎等に消石灰を適宜散布する。
⑦郵便・メール便等の配達は、当分制限ロープ外のポストを利用して貰う。
⑧場外との接触については、電話・メールにて用を足す。
⑨牛の出荷時は同業者等の接触は出来るだけ避ける。
⑩場員は出勤・退社時には、通勤着と作業服を着替える。
⑪以上のほか、家畜保健所等の指導を仰ぐとともに、牛に発熱・よだれ・蹄や口内に水ぶくれなどの潰瘍等が見られたら、獣医師に連絡する。

以上について、早朝のミーティングで確認している。


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19 コメント

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ワクチン接種ずれ込む (松坂熊吾)
2010-05-21 07:23:51
我が畜舎も神経質過ぎ程に徹底して消毒しているが、川南地区みたいにウイルスに汚染されたら、もう防ぎようがないと思う。次の対策を打たない事には終息はしない。生産者が同意出来る条件を早く出してワクチン接種に協力して貰うしかない。首長も地域のリーダーとして判断してもらいたい。
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Unknown (隣の隣の県の牛屋)
2010-05-21 09:09:41
木城町で発症。さらには西都市茶臼原にまで口蹄疫ウイルスが来てしまった・・・・


種雄牛6頭が避難している地区まで後少しで迫っている・・新富では野良豚まで道路に・・

チマチマした当初の政府の棄民的、今頃になっての自信ありげな大鉈をふるうやり方。しかも農家の心情をくもうともせずに逆鱗に触れるように心まで鉈でバッサリ切り捨てやがって!!一度すら公の場においても謝罪する気もさらさらない農水相。九州全滅にもっていきたいようにしか私には思えないのだが・・・
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Unknown (うーたん)
2010-05-21 09:11:24
会議内容は分かりませんが、政府の提示を待っていても…。具体的数字を上げて要求を行わなければ、無為に時間が過ぎていってしまう。
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拡散の原因? (サブウイルス)
2010-05-21 09:59:42
ウイルス撲滅の戦略・作戦がない事。ウイルスの防疫に意識が低い事。自分達の資産保全・補償を優先している事。行政的な指示系統が確立してない事。地域が自民党派が多く民主党を信頼してない事。宮崎牛のブランド意識が高く他県の事を考えていない事。本部長が陣頭指揮をしない事。みんな自分の保身ばかり考えていては、次は鹿児島県ですか?鹿児島まで飛散したら、日本の畜産は全滅します!宮崎関係者の方々、日本の将来の畜産を考えて、ご決断をお願いします。
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発生現場へのアドレス (苦悩している牛飼い)
2010-05-21 13:36:24
kuroiusiさんは宮崎の発生市町村の感染対策は如何にお考えてすか?よきアドレスをお願い致します。
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Unknown (Unknown)
2010-05-21 18:43:42
おいおいJAの職員がフジテレビ マスコミのせて被害受けた畜舎を撮影さしてたな。
川南町とかまさに震源地は宮崎県から取材自粛要請でてるのに、得意げに案内してただろ。
許可受けたのかもしれんけどそんな呑気な事してる場合じゃないだろ。
危機意識まったくなくほんとだめだなこりゃ。

種牛移動の時まだ家畜改良事業団の周りは発症例はなかったけどその後続々と発症し
そして高鍋 新富 西都に飛び火 高鍋とか肥育等1000頭以上の大きなとこに飛び
牛の発症1週間ぐらいだからワィルスは今はもっと南下していると考えのが普通
一之瀬川を防衛線にしているみたいだけど家畜改良事業団から新富町の飛びかたみたら
一之瀬川の川幅は意味ないような気がしてならない。

ほんとワィルスが南下しないことを願うばかり

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Unknown (Unknown)
2010-05-21 19:17:08
宮崎の皆さん広がる前に早く同意して下さい。
みんな消毒したりして広げないように全力をつくしていますと言いながら結局と殺には同意せずウイルスを閉じ込めるつもりはないのか…宮崎の皆さんが一番分かってるはずです、消毒だけでは限界だと補償が気に入らないのなら全国の畜産農家に呼び掛けて署名でもしてもらえばいいみんな協力すると思いますよ。
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Unknown (Unknown)
2010-05-21 19:55:54
豚生産者は「早く接種を」口てい疫の発生地から半径10キロ以内のすべての牛や豚にワクチンを接種し、処分するという国の方針に対して発生地の自治体などが「詳しい補償の内容がわからない」として、同意していない問題をめぐり、宮崎県内の養豚農家の団体などは「区域内の養豚生産者は同意している」として、豚だけでも対象に、一刻も早く接種を始めるよう求める「緊急アピール」を出しました。
政府は、19日、口てい疫への感染が集中している地域を対象に、発生地から半径10キロ以内のすべての牛や豚を対象に、ワクチンを接種した上で処分するなどの対策を決めましたが、発生地の自治体などが、「詳しい補償の内容がわからない」などとして同意していません。
これについて、宮崎県内の養豚農家でつくる「みやざき養豚生産者協議会」や「日本養豚協会」などの代表が連名で、「緊急アピール」の文書を出しました。
緊急アピールでは、「10キロ圏内の養豚生産者は、ワクチンの接種に同意しているので、区域内のすべての豚に一刻も早くワクチンを接種することを望む」として、国と宮崎県に対して、豚だけでも早急に接種を始めるよう、求めています。
口てい疫が発生した都農町と川南町の豚の生産者が加入するJA尾鈴養豚部会によりますと、半径10キロ以内で感染の疑いが確認されていない養豚農家のうち90%に当たるおよそ40軒の農家から文書で同意を取り付け、政府の現地対策本部の本部長を務める山田農林水産副大臣に、21日午前、口頭で伝えたということです。
みやざき養豚生産者協議会などは、「補償は重要な問題ではあるが、今は感染の拡大を止めるため、一刻も早く接種を始めるべきだ」と話しています。

05月21日 15時05分

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Unknown (Unknown)
2010-05-21 20:32:29
結局はハゲ知事とニタニタJA会長とゼンメツ町長がゴタゴタ言って補償交渉しているだけか?どっちが被害者が解らなくなる。協力しないから飛散する訳だ!
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Unknown (通りすがり)
2010-05-21 21:27:19
今日、夕方のラジオ・ニュースで生産者の話で補償額の質問に「家の牛は系統がいいので補償額は多く貰わないと納得しない」と言われてた。種や系統で評価していたらたまらない。系統とか種はよくても市場や枝肉を高く売っているとは限らない。又、事件・事故で儲かる事はない。痛み分けで判断しなければ補償は解決しない。きっと、欲張りな方々が出てくる。補償は大変だ!
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