ミーティング

　またたきに行くべき席ぞ決めるべし
(　またたきにいくべきせきぞきめるべし )

早朝の公園、カラスが多い
ひとしきりゴミ箱を漁って、休憩って態です。

サラリーマンの方も、会議室に入った瞬間
感じる事もあろうかと、思います。
派閥がある会議など、先に席についている人が、
後から入室した自分を
「何処に座るだろうか？」と、注視しているように
感じる時。

婦人会でもあるんですよ。

からすの電線にとまる距離間、微妙です。

利休梅

侘び寂も忘れたように麗らかな
(　わびさびもわすれたようにうららかな )

父が好きだった利休梅（利久梅）が満開です。
何故、　利休って名前なのでしょうか？
侘び、寂びとは、　程遠い、　瑞々しく若やいだ白い花です。

きそけい

この席は眩しすぎてや目借時
(　このせきはまぶしすぎてやめかりどき )

空気は、完璧に心地良いのに、
日差しがきつい。
紫外線を肌に感じる一日となった。

公園の大きなキソケイ
日当たりの良い場所に在る花は
きつい日差しにうんざりしている様子。
「なんで、　私だけ～～」って

　　　

殆んど昼寝なんぞしない私が、　やけに眠い。
こんな時期が、　“目借時”なんですかね

アケビの花

　憤懣を解き放ちたり花通草
(　ふんまんをときはなちたりはなあけび )


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近所の校庭の花壇に、あったのを誰かが
引っこ抜いたらしく、
撮りたいと期待を膨らませていた実については、
　終に姿を拝む事も出来なかったのです。　
諦めが付かずに、何度も、花壇を覗きに、行ったのですが、
どうにも見つかりません。

いよいよ、観念した頃、　散歩道沿いに、　
お目当ての花が咲いているのを見つけました。

何より、枝が逞しく、秋の実に充分期待が
持てる様子です。

♦♦♦♦♦

小さいが、沢山あります。
出来たら、どんなに楽か。
一旦、した後、　上手く収拾をつける自信がありません。

御堂筋の公孫樹（いちょう）

　かげろふや若きわたしとすれ違う
(　かげろふや若きわたしとすれ違う )

私にも、　“若かりし頃”って時期が、ありました。
その頃は、　この御堂筋から本町辺り、　書類を抱えて
東へ西へ、北へ南へ

の○十年ぶりに本町へ出かけました。
粗方の住所さえ判れば、、楽勝で、目的地に行ける
自信満々で出発。

さあ、地下鉄の出口を上がった所の景色は、すっかり様変わり。
建物には、昔の面影もあるのですが、
入居する会社も全く違ってます。
新しいビルも建っております。
通りの順序も、覚えているようで、記憶が
残っておりません。
浦島太郎状態です。

歩いていると、　昔の私が、　小走りに駆けて来そう。
夏日を思わせるある日の午後の事でした。

働いていた頃は、　家と事務所の往復ばかり
地下鉄からあがって見える公孫樹の木が、
季節の移ろいを教えてくれる自然でした。

鶯

　

上達の声聞こえけり朝のどか
(　じょうたつのこえきこえけりあさのどか )

　

我が実家の裏山で、　一番先に朝陽が当たる
栴檀の樹で、鶯が歌っております。
こんな遠くで、鶯って判るの？でしょう。
鶯の声に同調して、尻尾が上下しておりました。
普通、山の鳥達は、　こんな風に姿を露わにしては、
とまっておりません。
天敵が居るから、樹木の緑に隠れるように、居るものなんです。

　　　　

天敵は、海の方、もっと早くから日の当たっている所を飛んでおります。
暫く、自分達だけで、長閑な朝を楽しんでいるのでしょう。

鶯も、上手く鳴くようなりました。
偶に、息切れしたり、音程を外したりしますが。
歩く私が、ズッコケます。

田舎の山

歳かさね思い様々山さくら
(　としかさねおもいさまざまやまさくら )

　　　　　　　

例年より田舎に帰る回数が、減ってしまった今年。
もう田舎の桜は見られないかと諦めていたが、
此の度、正に見頃の山が、迎えてくれました。
写真も沢山撮れました。
こちらに戻ってから、　雑用を片付けておりましたら、
句がちっとも出来ません

句作りには、心の余裕が必要です。

　　　　

子供の頃から、可愛がってくれ、　家族の事で大層、お世話になった
父の姉に、認知症が現れた。
あの美人で、賢かった伯母が、思いがけない状態になってしまって、
余りに辛くて、エレベーターホールで声を上げて泣いてしまった。

「今、桜がきれいよ」って言っても、
理解できているのか？

いつか、自分も通る道かもしれないけれど・・・


ゴールデンウイーク、とんでもない渋滞予想が出ております
思い遣られます

何事も無く

　　　　　　何事も無かったようや花の頃
　　　　　　　(　なにごともなかったようやはなのころ )

　　　　　　　

花曇でした。　
明るい写真が撮れませんでした。
飛翔体が、飛んだ後、人々は、桜並木を堪能してました。
昨日は、近隣でお花見の予定でしたが、
雨に祟られたそうな

これからも、ずっと、桜が美しく咲き続けますように

♥♥♥♥♥

田舎の墓参りに行ってきます。
２，３日、ブログは、

海棠

　　　　　　　　海棠や想いかえして我が一期
　　　　　　　(　かいどうやおもいかえしてわがいちご　)

　　　　　　

海棠が、丁度良い咲き加減です。
鮮やかな紅色。　
楊貴妃の寝姿に喩えられるそうです。

華やかな色の服が、超苦手な私。
こんな色のブラウスもセーターすらも持っておりません。
平凡に打ち過ぎる我が人生。

楊貴妃は、玄宗皇帝の寵愛を一身に受けて、
　若くして一生を終えました。
どっちが良いか？

病気知らずで、　この歳まで来た私の人生も
捨てがたいものかな

スノーフレーク

　　　　春風に一緒に揺れて縁ふかし
　　　　(　はるかぜにいっしょにゆれてえんふかし )

　　　　

鈴蘭水仙、あるいは、　大松雪草とも言うそう。　
　お花屋の店頭で鉢植えで並んでますね。
　元々はヨーロッパ中南部原産だそうです。　
　ところが今日は花壇に自生しているのを見つけました。
植物のグローバル化進んでますね
そのうち、　日本の原種が、　廃れてしまうのでは、
ないかと、　心配です。

夜、スーパーに行くと、　日本語じゃない言語ばかりが、
聞こえてきます。