ハクモクレン

　　　　　囚われてひねもす過ごす春日蔭
　　　　　　(　とらわれてひねもすすごすはるひかげ )

　　　　

大きなハクモクレン（白木蓮）の樹。　他の樹は、　枝を剪定されたりしているのに、この樹は、好き放題に枝を伸ばしております。

樹の下に入ると、まるで木蓮の牢屋に、繋がれたみたいです。
細かい枝が、格子のよう。

何故か、　松尾和子の♪♪再会を思い出しました。

古ッ

もう筍

　　　　　　　春の日が育む力まぶしけれ
　　　　　　　　(　はるのひがはぐくむちからまぶしけれ)

　　　　　

筍の生命力や、すさまじいのです。　岩なんて、ヘッチャらで根を張ってきます。　竹薮が、山を侵食してしまうのが、　田舎の問題になってます。　過疎化の所為で、手入れをされない薮が増えて、山の生態系が、変ってしまって　

　戴き物の筍。　もう筍　茹でてから、送ってくださったのも嬉しいです。　軟らかくて、　歯ごたえもあって、立派な筍です。　　で、昨日は、　まず、　筍がたっぷりの五目寿司を作って、　あちらにもこちらにも、差し入れ。　そんな訳で、　ブログはだったのです。

木の芽和え、　筍御飯、　天ぷら、　作りたいものがいっぱいです。

　イタリアンにもなります。　
ゆでたマカロニ　or　ポテトをグラタン皿に敷き詰めます。　その上に、　薄くスライスした筍、　お好みの春野菜、　アスパラガスやカラフルな野菜を並べます。　上から、もう一度ホワイトソース（ボテっとでは無くてよ）、チーズを散らしてオーブンへ。　グラタンってのも、　お薦めです。　和風味、煮物の残りを用いても　です。

何て云ってるの？

　　　　啼く声の意味を知りたし春の日や
　　　　　(　なくこえのいみをしりたしはるのひや)

　　　　

昨日の春の嵐とは、うって変わって、気持ちよい朝を迎えました。
朝から、　鳥達の声もにぎやかです。
公園の日当たりの良い場所にある、若い桜の木。
毎年、いち早く咲きます。

今朝は、　立派なカメラを三脚に据えて、　桜とメジロの写真を狙っているらしいおじさんがいらっしゃいます。　　邪魔にならないよう、　後ろに控えて待っていましたが、　一向に、シャッターを押す気配がありません。　メジロも沢山来ているのに・・・。　　遂に痺れを切らした私が、　そっと撮影させていただきました。　お先に

春は、いかなご

　　　　朝帰る春獲る船や播磨灘
　　　　(　あさかえるはるとるふねやはりまなだ )

　　　　　　　

　今頃は、　春の味、　「いかなご」が最盛期。　何は無くとも「いかなご」です。　ポン酢を掛けたり、　ヌタに振り掛けたりと毎日食卓に乗ります。

我家では、写真のような釜揚げで戴くのが殆んどですが、　最近は、各家でも「くぎ煮」を炊くようになって、　色々、　頂いては、味の変化を楽しむ機会も多くなりました。

噂に聞くと、　この春、　なんと価格が高騰。　　例年の倍以上とか。　先年、明石海峡で起きたタンカー等の衝突事故の影響で、　すっかり数が減ってしまったと想像します。　　やっと残ったものを、隠すようにして、　写真を撮れました。

大阪場所

　　　　　　　　幟たちまわしきりりと土俵際
　　　　　　　(　のぼりたちまわしきりりとどひょうぎわ )
　　　

今朝から、家人の運転手として、大阪市内へ。　打ち合わせの間、細い道に路上駐車するしかなく、　私が車中で、待つという算段です。　その後、細い道を抜けると、大阪体育会館へ出ました。　１５日からの大相撲に備えて、準備が進んでおります。　もう相撲太鼓の音が聞こえてきそうなくらいに整ってます。

いろいろ問題点が、明らかになった相撲協会。
それこそ、　名実ともに、「褌」を締め直して、出直しを期待してます。
朝青龍ばかりを非難する、協会上層部ですが、そちらにも問題があるのじゃないでしょうか？

注意：　幟には裏表があります。　に取り込んでみて、
全ての名前が、裏ッ面になってるのが。　　出来るなら、向って右手から、左を見てです。

春うらら

　　　　　　　緋の色は鮮やかに過ぎ麗かな
　　　　　　(　ひのいろはあざやかにすぎうららかな )

　　　

寒緋桜の枝に遊ぶメジロです。　　桜の色が濃すぎて、　メジロの色が埋没してしまいます。　光線の具合も考えなくてはいけませんが、　メジロが逃げないように、場所を移動するのもビクビクだし、　何より焦ってしまいます。

メジロが居る間、　他のスズメやヒヨドリたちは、　他の木の花を啄ばんでいます。　　メジロに遠慮している様子です。　　不思議です。

田舎では、メジロを見かける事はほとんどありません。　天敵が多いものですから、　直ぐ枝から枝へ移ってしまいます。　ちゃんと見たのは、　都会の公園でした。

土佐みずき

　　　　　　澄みし音が聞こえたようや土佐みずき
　　　　　(　すみしねがきこえたようやとさみずき　)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜マウスオンで、　もう１枚＞

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　公園の片隅の未だ若い土佐みずきが、　花を咲かせて居りました。
今年は、写真、　まあまあ満足の出来上がりです。
ハエが、もう飛んでいるのには、
優しい春を感じてます。　

小さな鈴が房になったような花、　風に揺れる様子を見ていると、音が聞こえるような錯覚を覚えます。

寒緋桜

　　　　　　びんつけ香大阪場所や先達す
　　　　　　　(　びんつけかおおさかばしょやせんだちす )

　　　　　

昨日出かけた先で、　隣に坐ったおにいさん、　やけにがっちりなさってます。　　視線を、上方向に向けて行くと、　頭には、　髷が、　乗ってました。　１５日から、春場所なんですね。　　色々問題のある相撲界です。　　お客の入りは、　どうでしょう？？

鷺

　　　時を止めそら（宇宙）も息のむ春陽射し
　　　　　　　(　ときをとめそらもいきのむはるひざし )

　　　　　　　

菜種梅雨です。　　　　写真ありません。　なかなか句が作れない、写真の整理です。

鷺は、　餌を取るとき、じっと動きません。
そして、　何度も失敗しますが、焦らず、じっと次の機会を待つのです。
より良いタイミングで撮影したいと待っている私の方が、根負けです。
彼らから、　教えられることあります。

猫の恋

　　　　　呼びあいつ高まりて行く猫の恋
　　　　　　(　よびあいつたかまりていくねこのこい )



公園の竹薮から、只ならぬ声が聞こえてきました。
２匹の猫が、じりッ、じりッ、近づいていきます。　緊迫の時間です。
喧嘩でも、はじまるのかと思ったのですが、　キスが始まりました。
そうね、春、恋の季節でした。

犬好きで、猫は苦手ですが、　竹薮と言う小粋な空間で、秘密めいて繰り広げられる恋模様に、思わずシャッターを。　フランス映画を観るようでした。

しかし、　この野良猫たち、メタボです。　わざわざ、餌を持ってきて食べさせる不届き者が、　いるんですよ