日本史学習拾遺

日本史よもやま話、授業の補足、学習方法

「玉」の展覧会を見に行こう

2018-10-28 17:20:05 | 自己啓発
珍しく、連日のアップです。昨日も書きましたが、おとなの試験=奈良大通信教育・学芸員資格課程の科目修得試験を受けてきました。本当におとなの方々ばかりで、私が最年少だったと思われます。

答案、書けました!質量ともにまあまあなのではと思います。
今日は、朝から5時間くらい勉強していました。
これで、また少し前に進む元気が出てきたかな。
時間を見つけて、新たにレポートを書いていこうと思います。

さて、今日書いているのは、試験がよい感じで終わってうれしかったのと、また博物館を見に行きたいなということで、自分の覚え用と、皆さんへのご紹介をしようと思ったからです。

江戸東京博物館で、企画展「玉 ―古代を彩る至宝―」が、10月23日~12月9日まで開かれています。
以下江戸博ホームページより。

本展は、古代歴史文化とゆかりの深い14県からなる古代歴史文化協議会と共同で開催します。古代歴史文化協議会の共同調査研究「古墳時代の玉類」の成果をもとに、古代の玉たまの歴史的意義をわかりやすく展示します。

とのことで、この14県の共同研究のシンポジウムには私も3年前に行き、その時の記事も過去に書いています。
「古墳時代の玉作りと神まつり」シンポジウム(2015.11.15)

今回のような展覧会の形で、その後の研究成果をお披露目してくれるんですね。

私は、奈良大通信教育の卒論で、子持勾玉の出土地、について書きましたし、子持勾玉以外にも、ひすいの勾玉など、勾玉全般に興味がありますので、この展覧会はとても興味深いです。必ず行かなければ。子持勾玉も展示されるようです。

この展覧会では、連続ミニ講座として「古墳時代の玉類~14県の玉文化~」が、

会期中の毎週土曜日 17:00から40分程度 
      毎週日曜日 16:00から40分程度
開かれているとのことです。

以下、ホームページより

【参加料】無料(常設展観覧料は別途必要)
【場所】常設展示室5階、中村座前にて(事前申込不要)
  10月27日(土) 島根県
  10月28日(日) 三重県
  11月 3日(土) 佐賀県
  11月 4日(日) 和歌山県
  11月10日(土) 奈良県
  11月11日(日) 宮崎県
  11月17日(土) 兵庫県
  11月18日(日) 岡山県
  11月24日(土) 福岡県
  11月25日(日) 石川県
  12月 1日(土) 広島県
  12月 2日(日) 福井県
  12月 8日(土) 鳥取県
  12月 9日(日) 埼玉県


行きたいですねえ。私は、江戸博の友の会に一応入っているので、常設展は何度でも無料で入れます。
しかし、昨日、特に興味深い島根県が終わっちゃいました。仕事もあり行けず。今日もやってたんですね。行けたかもしれませんが・・・
来月も結構土曜日も仕事があるので、なかなか行くのは難しいです。奈良県は行きたいですが・・・

ミュージアム・トークは11月9・23日(各金曜日)16時から30分程度とのこと。

常設展入場料は、一般は600円、中高生は300円です。高校生、江戸博あたり、行ってほしいけど・・・


今日の写真は、卒論作成のために現地調査に行った際に撮ったもの。これは、福島県白河市にある、円錐形の神奈備型の山(三輪山と同じ)、建鉾山(たてほこやま)です。
どうでしょう、円錐形に見えますか。三輪山と似ていませんか?

ここに、陸奥国一宮の都々古別神社(ツツコワケ神社)があります。そして、三輪山・大神神社と同じく、この地付近から子持勾玉が出土しています。三輪山・大神神社付近でも子持勾玉がたくさん出ているんです。
そして、この建鉾山の向こう側に・・・?それは、この写真では隠れて見えませんが、私は現地に立って驚きました・・・奈良大の現地主義の成果です。

大分書いてしまいましたが、いつか、もっと詳しく書くことがあるでしょうか。
ツツコワケというハンドルネームは、ここの神社からとっているわけですが、この付近の不思議なことを、いつかもっとはっきりさせるために、忘れないようにと思って使っています。

それでは、今日はこのへんで。明日以降の仕事の準備等に戻りたいと思います。
明日からの1週間も、元気に参りましょう!

2 コメント

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子持勾玉 (普通検索観音)
2018-10-30 12:41:11
ツツコワケさん、こんにちは。
試験、さすが実力発揮されたようでよかったですね。
私が子持勾玉の実物を見たのは、宗像大社の神宝館でしたが、15cmくらいと大きいので、玉というよりオカリナの様だと思ってしまいました(笑)
反面、国宝の純金製指輪は拡大された写真を見ていたせいか極小さく感じられたものの、5~6世紀の貴婦人が指にはめ、悦に入っている様子のイメージ映像が浮かんできました(妄想でありまする)
また、博物館に詣でたくなりました。
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Re:子持勾玉 (ツツコワケ)
2018-10-31 07:17:30
普通検索観音さん、おはようございます。
宗像大社にありましたか!
いつか行ってみたい神社です。
子持勾玉はそうなんです。大きいんです。
でもちゃんと吊り下げる穴が開いているので、勾玉なんだなあと思うわけです。
大体みんな10センチ前後くらいで。
オカリナという形容は、なるほど!!
と感心しました。そうですねえ。
ナマコみたいとかいわれますが。
西日本には少ないのですが、沖ノ島などでも見つかっていて、その出土場所が興味深いですね。
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