明日、模試を受けるという人も多いのかなと思います。皆さんが勉強をがんばっているのならば、私もチャレンジしてみようと急に9月の半ばくらいに思い立って、明日、漢字検定の準1級を受ける予定です。
大学時代、史学科のある授業の時に、私たちの学年の指導教官の先生が、就職時に史学科のメリットがあるのかどうかという話をし、もし面接で、史学科で勉強して何の役に立つのですか?と聞かれたら、
「はい、何の役にも立ちません。ただ、漢字には強いです(笑)。」
と答えなさい、と先生は言いました。まあそうなのかなあと苦笑しました。日本史を勉強したからといって、すぐに企業で役立つ知識を持っているわけではありません。このへんはいつか話題にするかもしれませんが。
とりあえず、漢字に強いかどうかですが・・・
日本史専攻、特に古代史専攻の私たちは、諸橋轍次の『大漢和辞典』という十巻以上もある漢和辞典と首っ引きで『続日本紀』(しょくにほんぎ)などの漢文を解読していました。
漢字に強いと先生はおっしゃいましたが、みんながみんなそうとは言い切れません。私も、漢字は嫌いではないですが、難しい漢字はあえて使わずひらがなで書く方です。
漢字検定の準1級の問題をざっと本屋さんで見て、このくらいなら太刀打ちできるかな?と判断し、受けてみることにしました。1級はとてつもなく難しく、ちょっと無理かも?時間をかけてどうだろうか?という印象でした。
しかし、突然思い立ってから試験まで1ヵ月半くらいしかなく、突貫工事での準備でした。そんなに勉強に時間を割けるわけでもなく、電車の中で眺めるくらいの日が多く、平均しても1日20分もやったかどうかです。
これと決めた問題集1冊を、繰り返しやりました。完全にわかった問題はつぶし、繰り返すスピードを早めていきます。勉強のやり方は、大学受験でもあまり変わらないと思います。
1冊を1ヵ月強で5回くらいはやったのではないかと思います。
皆さんも、1冊の問題集をしつこく繰り返し3回以上はやれるように計画してほしいです。
1周もしないで本番を迎えてはいけません。
漢字検定では、四字熟語もたくさん覚えなければなりません。その中で、印象に残ったものを紹介します。
「玩物喪志」・・・無用で珍奇なものに熱中して本来の志や本業をおろそかにすること。
うちの、受験生というのにいまだにゲームに興ずる某君たちを思い出してしまいました。少しは息抜きも大事ですが、学校に持って来てまでやるのはやめてほしい。周りにも悪影響だし、この熟語の意味の通り、自分の将来を自分の手で滅ぼしているようなものです。休み時間などのすき間時間をうまく使って、単語を一つでも多く覚えれば後で楽になるんです。
「沈魚落雁」・・・絶世の美女。魚は恥じて沈み隠れ、雁は見とれて落ちるほどの美女。
こっちはうちの女子(笑)。
いろいろ含蓄のある四字熟語を知って勉強になりました。
日本史の中でも四字熟語は出てきます。
日清戦争の後、ロシアが( )と( )を誘って、( )半島を返せと三国干渉をしてきました。日本はその時はロシアと戦う力もなかったので、やむなく( )半島を清に返還しました。この時に、日本ではロシアへの対抗心を抱いて、今に見てろよ、ということで、スローガン「臥薪嘗胆」が唱えられました。
色のない文字は、スマートフォンだと色なしで見えるのでしょうか?四字熟語部分は色なしで書きましたので色を反転させてください。( )部分は答えを入れませんでしたがこのくらいは受験生ならすぐわかりますよね。
長くなってしまいましたが、明日模試を受験する人は、要領よく、今日から明日にかけての時間を使い・直前の休み時間まで粘って、既習部分を全部おさらいできるようにしてみてください。教科書を全部読むとか一問一答をやるとかいうのは試験当日や前日だけでは無理ですから、ノートや要点整理的なものを使ってざーっとポイントをおさらいしてください。
ということで、一瞬一瞬、一つ一つの機会を大切に、ベストを尽くしてください。
「言い訳は成長の敵」です。言い訳しなくて済むようにやるだけのことはやろう!
さて、私もまだ勉強しよう。
大学時代、史学科のある授業の時に、私たちの学年の指導教官の先生が、就職時に史学科のメリットがあるのかどうかという話をし、もし面接で、史学科で勉強して何の役に立つのですか?と聞かれたら、
「はい、何の役にも立ちません。ただ、漢字には強いです(笑)。」
と答えなさい、と先生は言いました。まあそうなのかなあと苦笑しました。日本史を勉強したからといって、すぐに企業で役立つ知識を持っているわけではありません。このへんはいつか話題にするかもしれませんが。
とりあえず、漢字に強いかどうかですが・・・
日本史専攻、特に古代史専攻の私たちは、諸橋轍次の『大漢和辞典』という十巻以上もある漢和辞典と首っ引きで『続日本紀』(しょくにほんぎ)などの漢文を解読していました。
漢字に強いと先生はおっしゃいましたが、みんながみんなそうとは言い切れません。私も、漢字は嫌いではないですが、難しい漢字はあえて使わずひらがなで書く方です。
漢字検定の準1級の問題をざっと本屋さんで見て、このくらいなら太刀打ちできるかな?と判断し、受けてみることにしました。1級はとてつもなく難しく、ちょっと無理かも?時間をかけてどうだろうか?という印象でした。
しかし、突然思い立ってから試験まで1ヵ月半くらいしかなく、突貫工事での準備でした。そんなに勉強に時間を割けるわけでもなく、電車の中で眺めるくらいの日が多く、平均しても1日20分もやったかどうかです。
これと決めた問題集1冊を、繰り返しやりました。完全にわかった問題はつぶし、繰り返すスピードを早めていきます。勉強のやり方は、大学受験でもあまり変わらないと思います。
1冊を1ヵ月強で5回くらいはやったのではないかと思います。
皆さんも、1冊の問題集をしつこく繰り返し3回以上はやれるように計画してほしいです。
1周もしないで本番を迎えてはいけません。
漢字検定では、四字熟語もたくさん覚えなければなりません。その中で、印象に残ったものを紹介します。
「玩物喪志」・・・無用で珍奇なものに熱中して本来の志や本業をおろそかにすること。
うちの、受験生というのにいまだにゲームに興ずる某君たちを思い出してしまいました。少しは息抜きも大事ですが、学校に持って来てまでやるのはやめてほしい。周りにも悪影響だし、この熟語の意味の通り、自分の将来を自分の手で滅ぼしているようなものです。休み時間などのすき間時間をうまく使って、単語を一つでも多く覚えれば後で楽になるんです。
「沈魚落雁」・・・絶世の美女。魚は恥じて沈み隠れ、雁は見とれて落ちるほどの美女。
こっちはうちの女子(笑)。
いろいろ含蓄のある四字熟語を知って勉強になりました。
日本史の中でも四字熟語は出てきます。
日清戦争の後、ロシアが( )と( )を誘って、( )半島を返せと三国干渉をしてきました。日本はその時はロシアと戦う力もなかったので、やむなく( )半島を清に返還しました。この時に、日本ではロシアへの対抗心を抱いて、今に見てろよ、ということで、スローガン「臥薪嘗胆」が唱えられました。
色のない文字は、スマートフォンだと色なしで見えるのでしょうか?四字熟語部分は色なしで書きましたので色を反転させてください。( )部分は答えを入れませんでしたがこのくらいは受験生ならすぐわかりますよね。
長くなってしまいましたが、明日模試を受験する人は、要領よく、今日から明日にかけての時間を使い・直前の休み時間まで粘って、既習部分を全部おさらいできるようにしてみてください。教科書を全部読むとか一問一答をやるとかいうのは試験当日や前日だけでは無理ですから、ノートや要点整理的なものを使ってざーっとポイントをおさらいしてください。
ということで、一瞬一瞬、一つ一つの機会を大切に、ベストを尽くしてください。
「言い訳は成長の敵」です。言い訳しなくて済むようにやるだけのことはやろう!
さて、私もまだ勉強しよう。