日本史学習拾遺

日本史よもやま話、授業の補足、学習方法

コロナから、ふと、台湾の話題

2020-04-05 12:37:16 | 日記
新型コロナの感染拡大が広がって、東京でも外出している人が減っては来ましたが、でも昨日土曜日など、まだ危機感が足りず、のどかに外を歩く人達が多く見られました。それぞれに気をつけているのだと思いたいですが。

ところで、コロナ対策で注目されている台湾について。38歳の天才IT大臣の活躍が話題となったりしています。台湾へは修学旅行でも行っているので、私もずっと台湾には関心を持ってきました。修学旅行で行くと、台湾の学校とも交流をしてきます。私も2校訪問しましたが、大体が、本校の生徒つまり日本人の高校生よりも、台湾の生徒の方が英語が上手で使いこなせています。施設も充実していて、のびのびとした空気を感じました。生徒たちは交流の後、もっと英語を勉強しなきゃ、と思うようです。


交流した学校での一コマ。ピアノを練習する生徒。公立学校でしたが、このようなピアノを練習する個室が確か10以上あるとか。


大規模マンションのような?雰囲気の校舎。

以前にも台湾の記事をちょっと書きました。

授業でも、なぜ台湾は親日なのか、という話題で修学旅行の事前学習をしたりしています。詳しくは省略しますが、台湾はこれから発展していく、面白い国だと思う、という話はしています。南国特有の明るい国民性というのも一つあります。日本統治時代のネガティブな歴史もあるのは確かですが、逆に日本から取り入れたよいものが・古きよき日本が残されている面もあります。

私が個人的に面白いと思っているのは、中国が簡体字を使っているのに対して、台湾は繁体字を使っているという点です。「台湾」は「臺灣」といった調子です。あんなに難しい字をみんな覚えて書いているんだろうか?しかしとりあえず、街の看板の文字は繁体字です。私は繁体字の方が、落ち着きますし、思考にもいい影響があるのではないかと思います。日本の漢字は中国と台湾の中間くらいでしょうか。日本人も、現状の漢字くらいは書けるべき、と思います。文化の維持、国民性、知性といった面で、今の日本語は保たれるべきだと思います。


あまり街の風景を撮って来なかったのですが、この写真を見ると、とにかくバイクに乗っている人が多い。そして、看板は繁体字が見えます。
地下鉄は、次の電車があと何分何秒で到着するか、ということが――「何秒」か、というところまで、というのが驚きですが――表示されます。台湾の人は時間についてシビアなのかな?忙しいのかな?と思ったりもしましたが、今回のコロナ問題での台湾のマスク販売の対応などを見ていると、ITの面で、台湾はいろいろと進んでいる、その一環なのかもしれません。

日本人として、いろいろな国の独自性、特色について、この時節には危機管理について、謙虚に、広く学び、よい所は柔軟に取り入れることが必要ですね。コロナ対策について、各国から学べることは、何でしょうか。

「新型コロナ対策本部、気が緩んだ行楽客にアラートで「喝」/台湾」(中央社フォーカス台湾)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200404-00000004-ftaiwan-cn

http://mjapan.cna.com.tw/news/asoc/202004040004.aspx
なんだかわくわくする見出しです。

「台湾、公共交通機関でのマスク着用義務化 違反者に過料 」
http://mjapan.cna.com.tw/news/asoc/202004030006.aspx
4月3日からとのこと。日本はこれをやろうにも、マスクが行き渡っていませんから。

東京の学校は、5月まで休業となり、自宅学習をしてもらうことになったので、このブログで補おうと思い、その1回目を、と書き始めるつもりが、何となく、台湾の話で一つできてしまいました。日本史の授業については、次回からということにします。


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