日本史学習拾遺

日本史よもやま話、授業の補足、学習方法

情報に惑わされず、真実を捕捉する力を。

2020-04-01 05:04:57 | 日記
東京では新型コロナウィルスの感染者がどんどん増えてきています。ネットで今何人が感染しているのかなどのグラフ等を見る機会が多くなりましたが、知りたいことがうまく表されているグラフが少ない。
「感染者」の累計は増えていくのは当たり前ですが、今現在の各都道府県の「患者数(回復した人は除く)」は?
感染者のうち、重症者はどのくらいなのか。
世界の国々の感染者数・死者数 など。

たまたま、こんなサイトを知りました。

https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

これを見ると、年代別の感染者数がわかり、10代以下はかなり少ないことがわかり、また、重症者は高年齢者ほど多く、死者も50代以上の高年齢者であることがわかります。
まだ日本では人工呼吸器が必要な重症者は多くはないように見えます。しかし、アメリカはこの2週間ほどで状況が激変したんでしたね。

現在の患者数は、ヤフーのグラフでもわかりますが、北海道ではもう49人にまで減っているんですね。累計だと多く見えますが。

私は、教員になる前に、公務員として、経済の分析等をする仕事もしていた時期もあり、グラフもたくさん作っていましたので、グラフについてはいろいろ思うことがあります。

世界の国々を概観すると、イタリアやアメリカ、フランスなどの窮状がテレビでもよく報じられているのを見ますが、意外とドイツは話題になりません。ドイツは、感染者は多いけれども、死亡率は低いとのこと。韓国も似た傾向です。検査の件数が多く、感染者を早期に特定しているからであるといわれているようです。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020032601001954.html

また、ドイツは、人工呼吸器の整備も他国よりも抜きんでているようです。ドイツはEUの中でもいろいろな面で優れているように思われます。
日本は、検査数が少ないです。すると、死亡率も高く見えてしまいます。

東京の街は、平日でも電車の乗客が目に見えて減っている路線があるのは確かですが、今日など帰りに乗り換えるために歩いた渋谷は、人が多かったですね。感染の危険を感じました。

感染しても無症状の人・軽症の人が多いということですから、自分で気が付いていないだけで、感染しているのかもしれません。そういう人が、他の人にうつして、その人が重症化してしまうということも起きます。

ドイツのメルケル首相は、「全人口の6~7割感染も」と発言しています(3月12日 日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56691720S0A310C2000000/ 「メルケル首相が強調したのは、もはや完全な封じ込めが難しくなっている現状を踏まえ、『ウイルスと感染の広がりを遅らせる』ことに力点を置くという考え方だ。」
「感染拡大のペースが落ちれば、感染者の発生が分散され、医療システムの崩壊を回避できるとの考え方がある。メルケル首相は高齢者を守るためにも『これは無駄なことではない』と訴えた。」

そんな考え方もあって、多くの人が感染するのはもはや止められない流れなのかもしれません。検査すれば、実は感染しているという人は大量に、あなたも私も、という状況かもしれません。

東京の学校は、予定通りの始業は難しいのかなという状況ですが、とにかく生徒の皆さんの元気な顔が見たいですね。

桜もせっかく満開なのに、お花見気分になれず残念です。しかし、せっかく咲いているのだからと、夕方、飯田橋で買い物のついでに、橋の上から見える桜を撮ってみました。
グーグルフォトが勝手に画像の色調を編集してくれました。東京理科大のキャンパスが背景です。



日本史と関係ない話題に終始してすみませんでした。来週から授業をガンガンやっていきたいところでしたが・・・このブログも活用できないものかなとも思っていますが。
それではコロナに負けず、お元気で。
そして、医療の現場の皆様の日々の奮闘に敬意を表します。

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