日本史学習拾遺

日本史よもやま話、授業の補足、学習方法

お彼岸に卒業証書

2016-03-20 23:16:22 | 大学通信 全般
奈良大の卒業式はおととい金曜日でした。私は仕事もめいっぱいの日でしたし、欠席しました。
昨日土曜日、早速卒業証書が宅急便で届きました。紺色のカバーに収められて。
「通信教育部」という文字は入っていません。卒業者の台帳番号の所に「通」という文字が入っていますが。
卒業証書を見ると、ああ大学を卒業したんだなあ、と実感がわきます。2年間は、短かったですね。怠惰には過ごしていなかったし、密度の濃い2年間でしたが、もう2年経ったの・・・という感じです。

さらに、今日日曜日、また奈良大から荷物が届きました。記念品や会報のたぐいです。記念品は、クリスタルの重たい文鎮・置物でした。会報(学報?)では、もう早速おとといの卒業式の記事が含まれていて、仕事早いなあ、と驚きました。出席できなかった卒業生に対して、タイムラグをできるだけ少なくするための大学事務局のご努力なのでしょう。

自分の学校の生徒には、私も働きながら勉強してるから、皆さんも勉強と仕事両方がんばろう!ということも最初の頃は言いましたが、後の方では言わなくなってしまいました。
生徒の場合と私の場合では、似ているようでなにか違いました・・・

いずれにせよ、生徒の皆さんも卒業という目標からずれないような学校生活を送り、喜びの卒業式を必ず迎えてほしいです。

さて、明日が春分の日であるためか、このブログの中で、去年のお彼岸の時の記事
「春分の日 二上山に沈む夕日」
へのアクセスがこのところ多いです。

奈良日帰り弾丸ツアーから1年経つのですね。早いです。
その時の記事は実はまだ書ききれていないのです。

お彼岸に、二上山のちょうど谷間に太陽が沈むのを撮影するには、千股池という所から撮るのがいいらしいです。

私は、去年のお彼岸には、崇神天皇の磯城瑞籬宮跡から二上山への日没はどう見えるのかということに焦点をあてて行きました。見晴らしが悪いようだということがわかり、谷間には沈まないけれども、見晴らしのよい、三輪山・大神神社近くの展望台「大美和の杜」で見ることを考えました。

しかし、カメラの選択を誤って、あまりよい写真が撮れそうもないことと、日没を待ってから山を下りて駅に向かうと、東京に帰るのがかなり遅くなってしまって疲れ果ててしまうと考えて、三輪駅からの撮影となったのが上記の記事の写真です。

その日帰りツアーの目的として、他の一つは、その「大美和の杜」から見える景色、これを、ある写真で見たのですが、これがすばらしい景色で、それを、自分の目でじかに見たい、写真を自分で撮りたい、という思いがありました。

大美和の杜は、二上山の他、大神神社の巨大な鳥居がありありと見え、大和三山(耳成山、畝傍山、天香久山)も見える。すばらしいロケーションです。私は昼間と夕方の2回訪れ、じっくりとその風景を目に焼き付けました。

上は昼間大美和の杜から見た風景。
右手にふたこぶの二上山が見えます。



これは夕方、17時34分頃の大美和の杜からの眺め。
以前、写真で見たのとほぼ同じような風景を、自分で撮影することができました。

二上山も印象的ですが、大和三山も絶対に印象的です。藤原宮などの位置をこうした山との関係を考えながら決めたのだろうなということが想像できます。三輪山も含まれます。

この大和の地に都を置いた古代人の気持ちは、やはり現地に立って自分の目で確かめないと、わかりません。というか、現地でこそわかること・体感することが多いです。
それを確かめるにも、関東に住む私は、ごくたまにしかこの地に滞在することができないのが残念です。
いつか、藤原宮にも行ってみたいと思っています。

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