今日は、漢字検定(準1級)を受験してきました。
種類を問わず、受験をするということは数年ぶりでした。これに落ちたからといって大して実害はないのですが、受験というもの自体久しぶりだったので、ちょっと試験前から緊張しました。
少しは大学受験生の気持ちに近づくことができたかなと思いました。
試験の出来は、結構よくて、合格しているといいな、と思います。
準1級の合格率は、今年度第1回は3.8%だそうで、2級が24.5%、準2級が34.0%、と以下、だんだん合格率は高くなりますが、準1級は恐ろしく低いです。1級の方が7.1%とむしろ高かったようです。
受験生は、年配の人も多かったし、まあまあ若い人も多かったです。ただ高校生らしい年代の人はいませんでした。高校生は、こんなマニアックな勉強をしている暇はないのでしょう。逆に、小学生?っていう雰囲気の子供もごく少数でしたがいました。すごいですね~。
夏目漱石や中島敦などの文章からも出題されていますから、こういう時代の作家の文章にも親しんでいないと、難しい世界かもしれません。
問題は、私は解いていて面白かったです。自分で勉強した所がばりばり出たり、類推して勘で書いたら当たっていたり・・・逆に悔しいミスもありました。
注意書きに、
「見落としや早合点のないよう、くれぐれも注意してください」
と書いてあるのが私は妙にウケてしまいました。「早合点」なんていう言葉は、たぶん大学入試の問題用紙には書いてないでしょう。
実際、早合点したりしやすい問題なのです。よく見直すと、そういうミスに気付いたりしました。見直しは大切です。
日本史に関係ある言葉も漢字検定ではよく出てきます。
例えば、「文治」の対義語を考えなさい(ひらがなで選択できる言葉のグループがあって、そこから選んで漢字で書く)という問題が今回ありました。答えは「ぶだん」=「武断」になります。
ちょうど今、授業では、家綱や綱吉の時代にさしかかっていて、金曜日も「文治政治」のことをやったばかりでした。
他にも、
「俗臭の無いコウトウ的な作風である。」
の「コウトウ」を漢字で書きなさいという問題。
これはわかりますか?国語の文学史でもやるのかもしれませんが、日本史でも夏目漱石は「高踏派」に属するというふうに明治の文化で整理されます。というわけで「高踏」になります。
徳富蘆花の文章からこういうものも出ていました。
「僕が曽て欲しがって居た葡萄蔓をマキエにした手箱に、・・・」
この「マキエ」を漢字にしなさいというもの。これも日本史学習に関係ある言葉ですね。
答えは「蒔絵」です。
・・・といくつか書きましたが、正解をもらえたわけではないので、間違っていなければいいですけど。
日本史や国語など、学習する中身がどこかでつながっていたりする。それを引っ張り出して来れると楽しいです。ひいては、わが学年で時々やっているクイズ大会などでも正解が多くなるし、もちろんテレビなどのクイズ番組にも強くなります。
アンテナを高く張って、知的好奇心を持って、目に入るもの、耳に聞えるもの、すべてから、できる限りのことを吸収してほしいと願っています。まだ若い皆さんは、記憶力もすぐれているのですから、貪欲に知識を自分のものにしてください。
皆さんは、今日の模試や学習の成果はどうでしたか?時々ひと休みしながらも、たゆまず努力を続け、自分を高めて行ってください。
私は、この漢字検定の学習と受験の経験によって、受験生の皆さんの気持ちに少し近づけたというのが収穫の一つでした。これからも皆さんと一緒に受験に向けて走って行きたいと思います。
種類を問わず、受験をするということは数年ぶりでした。これに落ちたからといって大して実害はないのですが、受験というもの自体久しぶりだったので、ちょっと試験前から緊張しました。
少しは大学受験生の気持ちに近づくことができたかなと思いました。
試験の出来は、結構よくて、合格しているといいな、と思います。
準1級の合格率は、今年度第1回は3.8%だそうで、2級が24.5%、準2級が34.0%、と以下、だんだん合格率は高くなりますが、準1級は恐ろしく低いです。1級の方が7.1%とむしろ高かったようです。
受験生は、年配の人も多かったし、まあまあ若い人も多かったです。ただ高校生らしい年代の人はいませんでした。高校生は、こんなマニアックな勉強をしている暇はないのでしょう。逆に、小学生?っていう雰囲気の子供もごく少数でしたがいました。すごいですね~。
夏目漱石や中島敦などの文章からも出題されていますから、こういう時代の作家の文章にも親しんでいないと、難しい世界かもしれません。
問題は、私は解いていて面白かったです。自分で勉強した所がばりばり出たり、類推して勘で書いたら当たっていたり・・・逆に悔しいミスもありました。
注意書きに、
「見落としや早合点のないよう、くれぐれも注意してください」
と書いてあるのが私は妙にウケてしまいました。「早合点」なんていう言葉は、たぶん大学入試の問題用紙には書いてないでしょう。
実際、早合点したりしやすい問題なのです。よく見直すと、そういうミスに気付いたりしました。見直しは大切です。
日本史に関係ある言葉も漢字検定ではよく出てきます。
例えば、「文治」の対義語を考えなさい(ひらがなで選択できる言葉のグループがあって、そこから選んで漢字で書く)という問題が今回ありました。答えは「ぶだん」=「武断」になります。
ちょうど今、授業では、家綱や綱吉の時代にさしかかっていて、金曜日も「文治政治」のことをやったばかりでした。
他にも、
「俗臭の無いコウトウ的な作風である。」
の「コウトウ」を漢字で書きなさいという問題。
これはわかりますか?国語の文学史でもやるのかもしれませんが、日本史でも夏目漱石は「高踏派」に属するというふうに明治の文化で整理されます。というわけで「高踏」になります。
徳富蘆花の文章からこういうものも出ていました。
「僕が曽て欲しがって居た葡萄蔓をマキエにした手箱に、・・・」
この「マキエ」を漢字にしなさいというもの。これも日本史学習に関係ある言葉ですね。
答えは「蒔絵」です。
・・・といくつか書きましたが、正解をもらえたわけではないので、間違っていなければいいですけど。
日本史や国語など、学習する中身がどこかでつながっていたりする。それを引っ張り出して来れると楽しいです。ひいては、わが学年で時々やっているクイズ大会などでも正解が多くなるし、もちろんテレビなどのクイズ番組にも強くなります。
アンテナを高く張って、知的好奇心を持って、目に入るもの、耳に聞えるもの、すべてから、できる限りのことを吸収してほしいと願っています。まだ若い皆さんは、記憶力もすぐれているのですから、貪欲に知識を自分のものにしてください。
皆さんは、今日の模試や学習の成果はどうでしたか?時々ひと休みしながらも、たゆまず努力を続け、自分を高めて行ってください。
私は、この漢字検定の学習と受験の経験によって、受験生の皆さんの気持ちに少し近づけたというのが収穫の一つでした。これからも皆さんと一緒に受験に向けて走って行きたいと思います。