まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

ゲージュツ写真

2014年05月25日 | 日記

久しぶりに写真展を観て来ました。
一応、これでも「公園写真家」を自負していますから(笑)
写真界の動向はチェックして置かないと・・・

恵比寿の東京都写真美術館。
世界の巨匠の写真展から、若手写真家の実験的な作品まで
まさに写真の「美術館」ですね。

で、今回のお目当てはこの写真展。
新聞の紹介記事で写真を観てちょっと心惹かれました。
若手ではなく東京芸術大学教授もつとめるベテラン写真家だそうですが
うーん、残念ながらこれはハズレでした。(笑)

カメラの露出の中にペンライトの光を取り入れた幻想的な風景写真でしたが
延々と同じパターンの写真が多く、大いに退屈しました。
一体何をしたいのか!単なる自己満足じゃねえか!金を取って見せる写真か!
と久しぶりに怒り爆発でした。佐藤さん、ゴメンナサイ!(笑)

まあ、絵の展覧会も当たり外れがあるから仕方ないなあ・・・
と言いつつ、ミュージアムショップで500円のカメラストラップを購入。
一眼風でフラッシュも光るんです!

カメラデザインの本の栞です。
拡大鏡になっていて細かい字を詠む時にとっても助かります。(笑)

写真美術館前の通路、アートしてますねえ。
この通路の壁に「巨大写真」が掲げられているのを知ってました?
いつも外側の入り口から入るので知りませんでした。

巨匠ロベール・ドアノーの「市役所前のキス」です。
パリの雑踏のリアル感がいいですねえ!
一見、ストリートフォトのようですが綿密に計算された演出作品なんです。

植田正治「妻のいる砂丘風景」。
植田さんと言えば日本を代表する前衛写真家ですね。
これも計算しつくされた演出写真で見ているだけで引き込まれます。

で、ゲージュツ写真を観た後は、決まって写真家魂が昂揚して・・・



 恵比寿の陸橋風景。
構図に意欲は感じるものの、何を撮りたいのかが意味不明。

 ツタの絡まる豪邸。
これが元ウナギ屋だったという事実に惹かれたのだが
どう撮っていいのかわからずに茫然。

結局、自分にはゲージュツ作品は無理だと判明。
もう少し修行をすることにして
とりあえずビールを飲むことにしたのでした。(笑)