まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

白いカーネーション

2014年05月11日 | 日記

気がつけば今日は「母の日」ですねえ。
昨日、偶然、ショッピングセンターの花屋さんの前を通って
初めて思い出しました。

店員さんが山ほど積んだカーネーションの段ボールを荷ほどきし
次々に店頭に飾りつけていました。
花屋さんが一年で一番にぎわう日・・・いや儲かる日でしょうか。(笑)

私の場合、去年、母が亡くなって「母の日」が自然消滅しました。
毎年、大したことは出来ませんでしたが
「今年は何をプレゼントしようか・・・」と悩むのが楽しみでもありました。
もうプレゼントする相手がいないというのは
自分でもちょっと意外なほどの「喪失感」がありますねえ。

母の日にカネーションを贈るというのは
一体いつの頃から始まった習慣なのか知りませんが
正直、例え母親でも男が女性に花を贈るのはやっぱり照れ臭いです。
私も母親にカーネーションを贈ったことはありません。
なんかキザなような、軟弱のような・・・(笑)

赤いカーネーションのオンパレードです。
昔から母の日に贈るカーネーションは赤と決まっているそうですが
最近はピンクやらいろんな色がならぶようになりました
母親が亡くなった場合は「白いカーネーション」というのは
最近になって初めて知りました。
まるほど、少ない訳です。

そのショッピングセンターに置いてあった小冊子に
こんな意外なことが書いてありました。

アメリカでは南北戦争の終結直後の1870年
女性参政権運動家のジュリア・ウォード・ハウというオバチャンが
夫や子供を二度と戦場に送るのを拒否しようと
勇ましく立ちあがったのが「母の日」のルーツだとか。
いやあ、知りませんでした。
平和ボケの日本にも最近はキナ臭い動きが目立って来ましたから
そんな危うい日が来ないよう、母親にはぜひ強くあって欲しいものです。

私はとびきっきり親不孝息子でしたから
母の晩年は「心配」や「迷惑」のかけっぱなしで頭が上がらず
いつも「ありがとう」の大連発でした。
親孝行したい時には親はなし・・・は本当ですねえ。(笑)


   母の日や 母逝きてなお 空高し  (杉作)

今年は白いカーネーションと好物だったケーキでも買ってみようか・・・