まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

ポレポレ

2014年05月21日 | 日記

昨日はひとりで都内を「ポレポレ」でした。
ポレポレとはスワヒリ語で「ゆっくりする」という意味らしいです。
私のブログ仲間の東多江子女史が「東京ポレポレ」というブログを公開中で
前からシャレた言葉だなあ、と思っていたのです。

http://taekohigashi.wordpress.com/

JR総武線市谷駅のホーム。
移動の途中、車窓にいつもの「釣り堀」風景が見えました。
で、ポレポレ精神で思わず下車。
この外堀界隈は都内にはめずらしく牧歌的な風景が広がっていて
ついつい下りてしまうんですよねえ・・・

釣り堀のフェンスには真っ赤なつるバラが・・・
手入れされたバラ園もいいですが
こういう「ほったらかし」のやる気のないバラもいいですねえ。(笑)



一応、釣り棹を垂れてはいても
この人も釣りそのものには、余りやる気がないようでした。(笑)
大いなる瞑想中か、それとも工場の借金の算段か・・・
いずれにしても大都会の真ん中で釣り糸を垂れる風景はいいものです。

この後、新宿で散髪し、本屋を覗き、さらにポレポレ。

お昼ごはんは行きつけの中華屋でニラレバ炒め。
次の打ち合せまでに時間があったので
つい昼ビールまで頼んでポレポレしてしまいました。
バレないかなあ・・・(笑)

どうです、美味そうでしょう!
ホント、ここのニラレバ炒めは絶品なんですよ。
たっぷり1時間近くもかけて、ポレポレ気分は最高潮でした。

ところが・・・

新宿の地下街で女性から手渡されたビラ。
UNHCR(国連難民高等弁務官字も所)の難民保護のPR活動でした。
恥ずかしながら、目の前のことに精一杯で
世界の難民の現状にまで思いを馳せることはほとんどありませんでした。
現在、世界の難民キャンプで暮らす人々は4500万人。
民族紛争、人種差別、宗教的迫害、思想弾圧、経済的困窮や自然災害・・・
さまざまな理由で母国を追われた人たちが生死の境で苦しんでいます。
目をそらしていた訳ではありませんが
その想像を絶する飢餓と貧困の実情を知ると、己の不明を恥じるばかりです。

襟を正して、ニラレバの「お釣り」を募金させて頂きました。
千円札を出した方がよかったかなあ・・・
ポレポレ気分がいっぺんに吹き飛んでしまったのでした。(笑)