まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

バラ園の笑顔

2014年05月18日 | 日記

公園のバラ園が見頃を迎えている。
花に誘われてチョウチョウやハチも寄って来るが
人間もうれしそうに寄って来る。

どの人もカメラを手にしている。
にわか写真家が大挙してやって来る。
ただ、バラに限らず、花の写真を撮るのはとても難しい。
従って私の場合は花に群がる「人間」を撮って誤魔化すことにしている。

花に夢中になっている人間はスキだらけである。
そのスキが独特の「個性」になっていて、私の写真心をくすぐる。
男性は概して「職人」系が多いような気がする。

絞りとか、ISOとか、シャッタースピードとか
あれこれ工夫して「芸術写真」を撮ろうと悪戦苦闘している。
結果、誰が撮って同じような凡庸なバラの写真になってしまうのが常だ。(笑)

時々、ヤンママたちもやって来る。
特に写真に興味はないようで、とりあえずスマホでパシャパシャ。
「ねえ、どこでランチしようか・・・」なんて話で盛り上がる。



わが娘をより可愛く撮りたい!
バラは格好の背景だが、どれだけ撮れば気が済むのか。
「ママ、もういいでしょ!」と娘は不機嫌。

仲良きことは美しき哉・・・
普段は夫婦喧嘩が絶えなくたって、たまにはツーショット。
バラ園にはちょっとだけ「非日常」の匂いもある。

薔薇を愛で、薔薇に酔い・・・
このひとときばかりは自然に笑顔がこぼれる。
人生はいろいろ複雑だけれど、人間は意外に単純なのかも知れない。