まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

こどもの日

2014年05月04日 | 日記

明日は「こどもの日」です。
団地のベランダにぶら下がる鯉のぼりが
微笑ましいような、いじましいような、国民の祝日です。

祝日法の定義によると「こどもの日」は
「こどもの人格を重んじ、幸福をはかるとともに、母親に感謝する日」
と明示されているそうです。
え、どうして「父親」の存在が無視されているのでしょうか?
次の国会あたりで問題にしてほしいです。(笑)

公園で遊ぶ子供たちは見るからに幸せそうです。
しかし、問題はそう単純ではありません。
日本は子供を育てる「環境」や「制度」は先進国中で最低レベルです。
子供は国民共通の財産・・・と言いつつ現実はお寒い限りです。
晩婚化で女性の平均結婚年齢もついに30歳越え。
結婚生活や子育てに希望が持てない女性が際限なく増え続けています。
少子化の進行に歯止めがかかりません。

子供自身を取り巻く環境も深刻です。
幼児虐待、育児放棄、学校での陰湿なイジメ、自殺・・・
貧困や格差社会のひずみが容赦なく子供たちに襲いかかっています。
現代の子供たちは本当に幸せなのでしょうか。
生まれてきてよかった・・・
将来、そう笑顔で言える子供は何人いるのでしょうか。

そして、誰もがすっかり忘れたフリをしていますが
気がかりはやはり放射能の問題です。
こうしている間にも「福島原発」は放射能を排出し続けています。
何も終わっていません。
早晩、死んでいく私のようなオジサンはどうでもいいとしても
子供たちへの影響は計り知れないものがあります。
その正確な情報すらひた隠しにし、
原発再稼働どころか「原発輸出」とはいかなる神経なのか・・・

せっかくの「こどもの日」に
そんな夢も希望もないことは言いたくありませんが
この国がどうなるのか
どこへ行こうとしているのか、本当に心配です。

タンポポを撮ったら
遠くに子供たちが無邪気に遊ぶ姿が写り込んでしました。
いい光景だなあ・・・と思います。
今も将来も、これが本当に「幸せ」な光景であって欲しいと思います。