まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

日々是好日

2014年05月22日 | 日記

雨も上がって爽やかな五月晴れ。
こんな微笑ましい光景を見ると心が和みます。
「平和」の大切さを象徴するような光景、などと言ったら笑われるでしょうか。

昨日、大飯原発の運転差し止め判決が出ました。
ある意味画期的な判決で、決してオーバーではなく感動しましたね。
司法の判断には首をひねることも多いのですが
裁判所がこれほど明確に原発の安全性に対して疑義を指摘し
国民の「生存権」に踏み込んだ例は極めて稀です。

 「原発は社会に重要だが、電気を生みだす一手段に過ぎず 人格権より劣位にある」

原発はまさに人格権、生存権の問題なんですねえ。
推進派は決まったように原発の「経済優位性」を声高に主張しますが
電気料金が高いか低いかなどという瑣末な問題を
国民生活の「平和」や「安全」と同じレベルで論じるべきではない!
ホント、その通りではありませんか。
司法が過度に「国民感情」に流されてはいけませんが
国民感情を丁寧にくみ取り、政治の都合にブレーキをかけるのも
司法の大事な役割ではないでしょうか。

そんなことを考えていたら・・・
偶然、散歩中の犬と目線が合ってしまいました。
小さく唸り声を上げて全身で「敵意」を表現しています。
メンチを切られたのでしょうか・・・

少女は熱心にバトンの練習中。
まだまだ始めて間もないらしくキャッチングミスが多かった!(笑)

ギターに合わせて歌声が聴こえて来ました。
なかなか伸びやかな歌声で、思わず聴き惚れてしまいました。
歌っているのは映画「アナと雪の女王」の主題歌
「レット・イット・ゴー」でした。
最近、流行っていますねえ、あちこちで聴きます。

ギター伴奏は彼氏でしょうか。
近々、「素人のど自慢」にでも出場するのでしょうか。

その歌声を聴きながら
ああ、のどかだなあ、平和だなあ・・・としみじみ感じました。

公園は「日々是好日」です。
もともとは茶席などで使われる禅の言葉だそうですね。
「毎日がいい日である」という意味ですが
ただ漫然と平和を味わうのではなく、さまざまな苦しみ、悲しみを体験し
それを乗り越えた上で、出て来る悟りの心境が
「日々是好日」なんだそうです。(深いなあ・・・)

原発差し止め判決は画期的ですが
その理念が実際の国民生活に反映されるには
まだまだ紆余曲折があり、政治へのコミットメントが必要なのでしょう。
現実は喜んでばかりはいられません。