さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

自分のHIVの話もたまには「ちゃんとします」31

2010年10月08日 21時31分44秒 | HIV
そんなわけで、先日はHIV診察の日。

ここのブログを以前から読んでくださっている方には、改めて説明する必要がないのですが、
HIVの話と言っても、症状は、実に安定していまして、
数カ月に一回の診察は、前回の検査結果についての説明と、
体調の問診、世間話、そして採血。お会計をして、薬局で薬をもらって、終了というフローチャートですね。

HIVで免疫力が大幅に落ちたりして日常生活が困難になるようなこともなかったので、
自分のこれまでのHIVの診察は、今の診療所でも、最初にお世話になった病院でも、
このフローチャートをあまり大きく外れたがありません。

唯一外れたと言っていいのは、CD4(免疫力を示す値ですね)が低下し、そろそろ投薬というタイミングだった頃に、
発熱と急性の下痢を伴うウイルスに感染して、入院したことぐらいでしょうか。
その時も、点滴だけの治療で、仕事を3日間ほど休んだだけで済みました。

もちろん資格のあるドクターなので、血圧が高ければ、

「痩せましょうね」
「ひとつ前の駅で降りて歩いてみましょう」

と、ちゃんと指導するのですが、
ドクターも、性的マイノリティの中で「デブ」というポジションが、
それなりに意味があることを理解してくれているので、
痩せられない自分に対しても、
言葉の行間に、「仕方ないですよね…」という気持ちが汲み取れます。
いや、勝手に汲み取っているだけかもしれませんが。

そんな自分は、血圧だけでなく、高脂血症治療薬も飲み始めて、どんどん薬が増えています。

「これ以上薬が増えると、どれを飲んだかわからなくなりますよ。
どーするんですかね、このまま年寄りになって、ボケちゃったりしてHIVの薬が自分で飲めなくなっちゃったりしたら…。」

そんなよもやま話を一通りしたら、最後にドクターが、

「インフルエンザのワクチンが入ったのですが、ワクチン注射していきますかー?」

インフルエンザの予防接種は、HIV患者の年中行事みたいなものです。
そういえば、去年の今頃は、新型インフルエンザの予防接種で大騒ぎでした。
HIV患者の免疫力は、普段の生活では問題ないけど、
一応、免疫力はおじいちゃんくらいしかないらしく、
やはり、お守り代わりに、予防接種をしてもらいました。

季節は、秋から冬へ。
HIV啓蒙イベントは、12月の世界エイズデーに向けて、活発になる季節。
そして今年の日本エイズ学会は、東京での開催。
季節はあっという間に、過ぎていく感じですな。

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2 コメント

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Unknown (まるこめ)
2010-10-09 03:45:36
もうインフルエンザのワクチンの時期ですか。
早いですね。

僕は、なかなかC型肝炎のウイルスが「0」になってくれません。どんだけ元気なウイルスなのか…(^^;。

先生に「食欲の秋ですね」と言ったら
「まるこめさんは『食欲の春』『食欲の夏』『食欲の秋』という感じですよ」と言われてしまいました(^^;。
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Unknown (kumazzzo)
2010-10-11 18:47:00

>まるこめさん

食欲は年中あったほうがいいんですよ。
ただ運動もしないと、体がどんどん重たくなってしまいそうで怖いです。
まるこめさんは、きっと最新の医学情報が集まる病院だから、
心配ないで、辛抱強くウイルスが減ってくれるのを待ちましょうね。
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