だから、どうして「鞍馬サンド」なんですか？

というわけで、画像は、
新宿区・ルミネ新宿店１Ｆ「鞍馬サンド」のサンドウィッチ。

最近、ルミネに新しいショップがいくつかオープンしてますね。
先週末にオープンしたのが、この「鞍馬サンド」。

ユニークなサンドウィッチが目を引く、
サンドウィッチ専門店です。
それよりも、「鞍馬」という名前に惹かれました。

どんな風にユニークとかといえば、
「醍醐」と名づけられた納豆コーヒーゼリーサンドウィッチだとか、
照り焼きチキンにしめじや海苔なんかを挟んだ
「鞍馬」というサンドウィッチだとか、
和食の食材、味付けを意識したサンドウィッチなんですね。
雑誌にも取り上げあられているらしく、
興味深そうに女性のグループが
ガラスのショーケースを覗き込んでいました。

「ああ、京都の店なのか…」
と思い、店員の女性に聞くと、
「いや、東京のお店だと思うんですけれど。」と覚束ない様子。
「サンドウィッチで納豆なんですね」とか聞くと、
「案外、人気なんですよ。」
などと会話を交わしながら、いくつか買ってきました。

ケーキを入れるような紙箱にプリントされた店のキャッチコピーを読むと、
鞍馬電鉄の貴船口で降りて貴船神社へ行く途中に、
茶屋がいくつかあるらしいく、
その茶屋のおかみが客から弁当を頼まれたのだけれど、
おかみが機転を利かせて和食材を使ったサンドウィッチを持たせたとか。
それが、評判となり「鞍馬サンド」といわれるようになったとか。

そこから問題にしたいのですが、
「当店では、その由来の心を大切にし、
手作りのサンドウィッチに鞍馬地方に関連した名前を
ひとうひとつ付けてお届けいたしております。」

ん？なんだ？関係ないじゃん。
調べてみれば、なんと三重県にあるサンドウィッチで有名な店。
名古屋にある有名百貨店に出店しているだけで、
京都の会社でもなく、店があるわけでもないようです。

じゃあ、そういうサンドウィッチが、この店以外に存在するかといえば…
それは、今度京都へ行くことがあれば、そのときに。
鞍馬ってちょっと遠いからな。

味に自信があるならば、
わざわざそういう地名ブランドに頼らなくてもいいのに。
個人的に言えば、サンドウィッチ専門店ならば、
西八王子のメルヘンのサンドウィッチの方に
軍配を上げたいです。