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秩父事件と現代

2018年10月07日 | 地域の情報(埼玉11・12区)

 本庄九条の会主催の第9回戦争体験を語りつぐ会に参加してきました。
講師は新井健二郎さんで、92才でシベリア抑留の経験がある方でした。

 「秩父事件と現代」という演題で、西南の役から間もなくの時代背景を話しながら、自らの軍隊の経験や乳価値上げ闘争の経験を秩父事件の話しの間に挟み話されました。

秩父事件百年の碑

 秩父困民党三千余名の農民が武州秩父郡下吉田村椋神社の境内に武装蜂起したのは、明治十七年(一八八四年)十一月一日のことである。
 その要求は負債据置年賦償還、村費軽減、小学校休校、雑収税減免の他徴兵令改正等であった。困民党は自らの体勢を軍隊組織に編成し、私利、私恨、女犯への軍律は特に厳しかった。 困民党軍は二日大宮郷に進出、革命本部を設け秩父盆地一帯を掌中におさめた。驚いた政府は急遽憲兵鎮台兵を派兵、その襲撃の中で困民党軍は九日信州八ケ岳山麓で潰滅するまで、果敢なたたかいを展開した。
 このたたかいの中で農民の意識はさらに昂揚し、圧制を変じて良政に改め自由の世界を出現させる信念は、益々強化されていった。自由民権期の変革思想が大地で斧や鍬を振るう人々を、必死の行動にかりたてるエネルギーとなったのである。
 秩父事件より百年、自由と民主主義が愈々重きをなす今日、私たちは、この運動の源流としての秩父事件を、切に思う。
 茲に、父組たちの鎮魂と共に事績を顕かにしその遺産を継承すべく記念碑を建て、自由への狼火が、わが秩父谷にあげられた証あかしとしたい。                                   


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