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「社民党の活動を知って下さい」を目的に作成してます。

沖縄県の嘉手納基地以南の米軍施設・区域および普天間飛行場の返還計画の日米合意について(コメント)

2013年04月06日 | 社民党案内人の日記
社会民主党党首
福島みずほ

 日米両政府は本日、「沖縄県の米軍嘉手納基地以南の5施設・区域を2015年から2030年にかけて返還する」、
「米軍普天間飛行場についても2022年度またはその後に返還する」ことで合意した。

 嘉手納以南5施設の返還を進めることは当然である。しかし、牧港補給地区の大部分である倉庫地区の返還が2025年度とされるなど、返還のスピードはいかにも遅い。昨年4月の日米安全保障協議委員会(2+2)共同発表で、「速やかに返還可能」とした区域はただちに返還するべきだ。那覇港湾施設の返還が28年度までかかるなど理解に苦しむもので、より早期の返還を求めたい。

 普天間飛行場の返還は、辺野古の新基地建設を前提に「2022年度またはその後の返還」とされたが、新基地建設とリンクされた返還計画は普天間飛行場の固定化につながるものであり到底容認できない。オスプレイの配備によって県民の不安はかつてなく高まっており、普天間飛行場は早期かつ無条件に返還するべきである。

 守谷武昌元防衛事務次官当時に作られた、辺野古新基地建設と嘉手納飛行場以南の土地返還のパッケージは、すでに「2+2」決定によって正式に切り離されている。普天間飛行場の移設計画の進捗いかんにかかわらず、嘉手納以南の全施設は速やかに返還されるべきである。普天間飛行場の移設を名目に辺野古に新たな基地を建設する計画は、「沖縄の負担軽減」とはいえず「新たな負担の押しつけ」にほかならない。

 安倍政権は、米国の意向を優先し、淡々と沖縄県に対する手続きを進めている。普天間問題はあくまで「返還問題」であり代替施設の建設を前提とした「移設問題」ではない。安倍総理は、沖縄県民を言いなりに出来るという驕った考えを捨てるべきだ。社民党は、沖縄の皆さんとの連帯を強化し、県民の望む負担軽減に向けて全力をあげる。


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さとうきび畑の唄

2013年04月06日 | くまじろうの一言コラム
「さとうきび畑の唄」はテレビでみました。
 太平洋戦争の沖縄戦を描いたテレビドラマです。8月15日に放映されたと思います。
明石家さんまさんが演じる平山幸一が捕虜を殺せと命令された時に「人を殺す為に生まれてきたのではない」という言葉は、今も覚えています。
忘れられません。

 今、憲法を変えて「国防軍」にすると発言をするなど、1945年以前に戻そうという勢力が出てきています。

 第二次世界大戦で、日本が悲惨な戦争展開をし、多くの、罪も無い国民を死に追いやりました。
<強制的(赤紙といわれた召集令状)に国民を軍隊(強制徴兵制度で)に招集して、戦場に送る制度が1945年の敗戦まで続いきました。>


 他国の国民にも悲惨な思いを行なって来た歴史を振り返って見る時に、憲法は簡単に改正するべきでは無いと思います。
特に、戦争を永久に放棄する事や軍隊を持たない憲法は改正するべきでは無いと思っています。

しかし、今の政治家はこの大事な部分をも改正しようとしている。

 他の改正問題(環境とか時代の流れに合わせた憲法をと)とごちゃ混ぜにしています。

戦争の出来る国家構築に改正をしようとしている(する)事が見え隠れしています。

  憲法の前文には、「日本国民は」と書いてありますが、前文の時代背景を考えると「日本国民と天皇」の「誓い」です。
その「誓い」を簡単に変えていいのかと思っています。

日本国憲法前文
 「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」

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参議院選挙、福島選挙区・遠藤陽子さん、新潟選挙区・渡辺英明さん

2013年04月06日 | 選挙ファイル
 社民党は4日、参院選福島選挙区に遠藤陽子(えんどう・ようこ)さん、新潟選挙区に渡辺英明(わたなべ・ひであき)さんを予定候補者として公認することを決定しました。

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4.28「主権回復の日」式典は権力者の驕りだ

2013年04月06日 | 憲法を生活に生かそう


 私は1952年4月28日、「あの日」のことをよく覚えている。一口で言えば大きな衝撃だった。大きな落胆と悲しさ、悔しさを感じた。

 沖縄は切り捨てられたと言う怒りを覚えている。平和憲法下から放置された人々の人権や人間の尊厳がいかに悲惨であったか、安倍晋三には想像力は働かないのだろう。

 権力者安倍総理は今、政府主催の4.28「主権回復の日」式典を強引にやるという。

 式典に沖縄側だけでなく、本土の多くの心ある人々からも疑問視されている。

 「主権回復の日」と言うならば、北方四島(歯舞、色丹、国後、択捉)は未だ返還は実現していないのだ。果すべき責任を果さずして、式典を計画することは内閣全体の失策であり、責任問題である。

 4.28に結ばれた日米安保条約(日米地位協定)からの健全な独立国家を目指すべきである。驕る平家は久しからず。安倍総理よ、驕ることなかれ。


*写真は沖縄戦上陸地点読谷村にある「さとうきび畑」の歌碑。68年前の4月1日米軍は読谷から上陸し、今頃、沖縄は地獄の日々を迎えていました。
(2013年4月6日 社民党 参議院議員 山内徳信)<18>
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