楽観バイアス

　 新型コロナ感染拡大で「緊急事態宣言」が出ていても、
町の人出はあまり減っていないようです。
その理由として「自分は感染しない」と思いこみがあるようです。
いわゆる「楽観バイアス」です。
物事を自身にとって都合よく解釈してしまうこと。
危険な物事を目にしても自身には危険はないと考えてしまう。
日常生活における心理的なストレスを軽減するため、無意識に行われると
されます。

誰もがコロナ感染のリスクがあるにもかかわらず、自分はかからないとの
思いこみがあるようです。楽観的な判断をやめ、改めて注意が必要ですね。

楽観主義の妻です

　家でじっとしていられない妻は「緊急事態宣言」が出て、
百貨店でのショッピングや友達と会食ができないのが辛いようです。
さすがに楽観主義の妻も今は人混みの多いところには出かけません。

家にいる時間が長くなりストレスが溜まったのか妻は私に盛んに話かけます。
「ほー、そう」とか相づちを打ちますが、「あんた、私の話し聞いとっと？」
「うん、聞いているよ」「なんかうわの空で聞いとらんみたいね」と
話を打ち切って、つまらなそうな顔をするときもあります。
私の興味あることを面白おかしく話してくれますので楽しいのですが、
時には少々煩わしく感じることも事実です。

私の態度を察してか会話をあきらめた妻は、
テレビに映る若いタレントを見て「やっぱり、イケメンはよかね」とうっとり。
次に私の顔をじっと見つめ「老け面フケメンは見たくなかね」だと。

あたし髪がパサパサになったからちょっと美容院に行ってくるけんね」と
出かける気楽で元気な妻が羨ましいです。

大相撲 朝乃山大関の自覚どこへ

　朝日新聞読者投稿の川柳におもしろい句がありました。
「お忍びは四十八手にない相撲」。

大相撲夏場所は大関照ノ富士と貴景勝の優勝争いに絞られてきたようです。
一方、大関朝乃山は前半の取組で負けが先行するふがいなさで、きのう20日
から休場しました。
新型コロナ感染拡大で大相撲協会の外出禁止期間にキャバクラ通いをしたよう
です。この報道後に相撲協会の聴取を受けましたが「事実無根です」と報道の
内容を否定していたものの、後で認めました。



朝乃山は優勝し大関に駆け上がったころは、次の横綱候補として大いに期待し
たものです。しかし大関になってから地位に甘んじたのか取り口に覇気が感じ
られず見ている相撲ファンをがっかりさせていましたが、案の定これですね。
朝乃山に「喝だ！」

コロナワクチン接種予約

　私の住む地方自治体の新型コロナワクチン接種（65歳以上）の
予約開始日は昨日の10時からでしたので、ちょうど10時にパソコンの
予約専用サイトから申し込みました。
「予約しようにもなかなかつながらない」と聞いていましたが、意外と
スムーズで簡単に予約ができました。

　新型コロナウイルスワクチンの接種に関して、いろいろとごたごたが
噴出しているようです。
朝日と毎日新聞が、大規模接種センターでの架空の接種券番号で予約が
できるか検証したことに関し、岸防衛大臣が抗議したとか。
先日は愛知県西尾市副市長がスギ薬局会長夫妻のワクチン接種の予約を
優先的に確保していた問題などもありました。

　そういえば、菅首相のブレーンで内閣官房参与を務める高橋洋一氏が
9日のツイッターで「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止かと
いうと笑笑」と投稿し、批判が集まっています。
そんな高橋洋一氏は『さざ波』コメントを発しながらも、自分はしっかり
とコロナワクチン接種の予約をしたようです。
先生は日本のコロナ感染状況が『さざ波』と言うのだったら、打たなくて
も大丈夫なんじゃないですか？

コ ロ ナ 君という字に

　新型コロナウイルス対応で、私の住む町は「緊急事態宣言」区域に
なっています。
ずっと続く自粛疲れが心身に変調をきたします。
コロナウィルスに対するストレスは家族や自分自身が感染することへの恐怖です。
調査でも多くの人が、精神面・金銭面・肉体面で、かなりの負荷がかかっている
結果が出ています。

一向に収束の兆しはないし、何よりも出口が見えないのが辛いですね。
こんな時は、イラストレーター：田中貞之さんの短歌から元気をもらいます。

「しばらくは　離れて暮らす　
『コ』と『ロ』と『ナ』　
つぎ逢ふ時は　
『君』といふ字に」



「コロナ」の3文字を組み合わせたら、「君」という漢字になります。
コロナが終息したら真っ先に大切な人に会いに行きたい、その切なる
想いを『君』という言葉に託しています。
いまは大事な人と触れ合ったり、直接つながることができませんが、
もう少しの辛抱ですね。希望を持ちましょう。