買い物中、マスクを着けない親子 その『理由』

　新型コロナウイルス感染対策で、今はほぼ全員がマスクを着用している。
マスクを着け忘れていようものなら、非着用を非難する「マスク警察」がいる。
先の他人を一方的に糾弾する身勝手な「自粛警察」と同じようなものである。
　
ネット上で、ある女性の投稿が反響を呼んだ。
女性には自閉症の娘がおり、障がいゆえの事情から親子でマスクを着用で
きない。そのため周囲に誤解されてしまいがちだという。
自閉症のある人は、 新しいことや変化に対して強い抵抗や不安を持つ場合
があり、感覚過敏で顔がマスクに隠れているとパニックを起こすこともある。
母子はなるべく人と距離を取り、ひっそりと買い物をしているが、それでも
周囲から冷たい視線を浴びる時があるようだ。
女性は「マスクをしてないことは本人が一番分かっています。どうぞそれを
責めるために近づくのではなく、事情があるかなと距離を取ってもらえると
ありがたいです」とつづっていた。

マスクをしたくてもできない人たちがいることを理解する気持ちを持ちたい
ものである。