☕コーヒーブレイク

時が過ぎていく。
ときには、その日の風まかせ。
ほっとひと息しませんか。

散り椿

2018-10-10 09:58:08 | 日記
映画「散り椿」を観てきた。
原作は葉室麟の小説「散り椿」である。

かって藩の不正を訴えたが認められず、
故郷を出た男・瓜生新兵衛(岡田准一)は、
妻・篠(麻生久美子)と地蔵院に住む。

病に臥した妻は微笑を浮かべた。
「あなたにお願いしたいことがございます」
男は膝を乗り出した。
「わしにできることなら何でもするぞ」
妻は庭を眺めながら永年、胸に秘めてきた想いを
語り始めた。
「わしはそなたに苦労ばかりさせて、一度もよい
思いをさせたことがなかった。そなたの頼みを果た
せたら、褒めてくれるか」
「お褒めいたしますとも」妻の目には涙が滲んでいた。


人間の運命を示唆するような言葉の数々が心に沁みる。
「ひとは大切に思うものに出会えれば、
それだけで幸せだと思います」
「散る椿は残る椿があると思えばこそ
見事に散っていける」
この映画は愛の物語だ。

散り椿(正式名称は五色八重散り椿)
 花弁が一片一片散っていく。一木に白から紅まで様々に
 咲き分ける。

yahoo画像借用


コメントを投稿