☕コーヒーブレイク

時が過ぎていく。
ときには、その日の風まかせ。
ほっとひと息しませんか。

歴史小説「尚、赫々たれ」

2024-01-03 09:10:05 | 日記
能登半島地震で被災されたお方には御見舞い申し上げます。

さまざまな媒体で紹介され話題になっている、
羽鳥好之著「尚、赫々たれ 立花宗茂残照」を読んだ。

戦国時代に豊臣秀吉より西国無双と称された立花宗茂は
関ヶ原の戦いで敗れた西軍につき一度は改易されるが、
後に旧領を回復したただ一人の武将である。

ときは徳川秀忠から家光に世が移る時代、老将となった宗茂は
関ケ原の戦いについて三大将軍家光に危険を顧みず諫言する。
〈勝つも負けるも時の運、優劣の差など、なにほどもない〉
戦場の真実を語る。

立花宗茂の晩年と、関ケ原の新たな解釈を描いた歴史小説である。