flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

八百津線跡

2008-04-21 23:45:35 | RODEN-哀愁のRailway-
(名古屋鉄道八百津線 岐阜県可児市/可児郡御嵩町/旧兼山町/加茂郡八百津町)
 明智城跡から北に向かうと、明智駅の近くに弧を描く築堤が現れる。平成13年(2001)に廃止された、名古屋鉄道八百津線の路盤跡である。
 
 八百津線は、昭和5年(1930)東美鉄道線として伏見口(明智)から八百津までの7.3kmが開業し、戦時中に名古屋鉄道と合併した路線である。然しながら、モータリゼーションにより乗客が減少し、合理化のため昭和59年(1984)架線が取り払われ、レールバス化されている。更にグループの業績悪化により、不採算路線の切り捨てが行われ、廃止に至ったのである。
(可児川鉄橋跡)
(兼山付近)
 (末期に建設された、高架橋梁)
(兼山駅付近)(金山城跡と八百津線跡築堤)
 跡地の鉄橋や各駅の設備は撤去されたが、路盤はそのまま残されている。現在は各自治体が、バス会社に委託して代替バスを運行している。


(関連記事:可児川化石株 可児兼山
コメント
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