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flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

作手村

2006-06-13 00:00:56 | 城郭・城下町

(愛知県南設楽郡作手村 1990年6月11日の日記から)
 標高500m~700m級の山々に囲まれ、三河の語源といわれる豊川、乙川、矢作川水系の源流地である、隣村作手(つくで)に足を運んだ。先ず村の歴史民俗資料館と教育委員会に行き、民具資料を見学し資料を得た。続いて、獅子神楽が伝わり、宝物を蔵している十二所神社へ。ここには変わった狛犬が存在した。この十二所神社は、天平三年(731)この辺りに住んでいた米福長者が創建したといわれ、この長者が酒造りで出た酒粕を捨てた「糟塚」は宝物伝説として後世に伝わったが、江戸時代に村人が掘り起こしたものの、何も出なかったという。
 作手村中心地、高里が見渡せる川尻城跡の山へ。山家三方衆の一家、作手奥平氏が居城した城跡から里を望むと、長者平田園、古宮城、亀山城を見ることができ、中世、外敵を見張るために最適な場所と感じた。最後に長者屋敷跡を訪れ、作手踏査第一回目を終えた。
 (※作手村は平成17年9月30日をもって閉村しました)
  

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