flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

嵩山宿

2006-06-26 00:30:59 | 街道・宿場町
 前項、長楽から東方へ1.5km進んだところにあった姫街道(本坂通)嵩山(すせ)宿。
厳しい女検めのある、東海道新居関所を避けるルートの姫街道の中で最も難所である本坂峠越(三河・遠江国境、標高326m)の西の麓の宿である。
東西五町五十間(636m)あったといわれ、本陣が置かれていた。(トップの写真)
江戸末期になって、脇本陣(石垣のある写真)や旅籠が建つようになり、ようやく宿場らしくなったという。
姫街道が後に国道となった際、新道を町の南側へ造ったため、旧道は当時の幅、雰囲気を残している。
また町の西方の丘には、奥山氏が居城した「嵩山城」(月ヶ谷城、市場城、最後の写真)、南方の小高い山には「左京殿城」が存在した。
    
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