和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

青饅(あおぬた)/今日の俳句 ≪第2117号≫

2016年04月25日 05時29分38秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)4月25日(月)≫(旧暦3/19)


 青饅やいとけなかりし母の酔ひ
       山田みづえ

 月うるむ青饅これを忘るまじ
        石田波郷

 青饅や痩身はその母に似て
        橋場千舟

 青饅や母の思ひ出食ひ違ふ
        角田信子

 夫の忌や青饅にまず箸をつけ
        犬塚芳子



※ 青饅(あおぬた)
 魚肉または野菜を酢みそで和えたものがぬたで、ぬたぬたしているという形容から生まれた名である。青饅はぬたの一種で、ねぎ・わけぎ・あさつきなどをさっと茹でて青々と美しい色のものを、まぐろ・いか・貝の剥き身などと一緒に味噌で和えたもの。味噌は、酢・みりん・砂糖・または酒と酢に芥子少量を加えてすりまぜる。芥子の代わりに山椒の芽を用いてもよい。春の味覚である。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】



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       ※☆*今週のことば*☆※



  万人に幸福と安穏あれ!

  この立宗の大精神を

  創価は世界で実践する。

  「いまだこりず候」

  不屈の魂で対話に挑戦!


       2016年4月25日





       ※☆*寸 鉄*☆※


 きょう国連記念日。会長ほど建設的で一貫した支援者はいない―元次長。

      ◇

 仏も「少病少悩」と法華経に。悩みがあるから友に寄り添える。祈りで応戦

      ◇

 忙しい時程、会合・会議は価値的に。事前準備で決まる。幹部は真剣勝負で

      ◇

 熊本で音楽隊が演奏会。心に勇気を送る妙なる調べ。共々に希望抱き前へ

      ◇

 伊勢志摩首脳会議で女性の活躍が議題に。世界に調和と活力もたらすカギ


【聖教新聞:2016年(平成28年)4月25日(月)付】



      ※☆*名字の言*※



江戸時代の村々では、地図にあたる「村絵図」を作った。合わせると「国絵図」になり、さらに集成すると「日本総図」になる。だが、その精度は、同時代に伊能忠敬が作製した日本地図に及ばなかった



忠敬が用いた測量法は、工夫こそ凝らしているが、当時の一般的な方法で、技術には大差ない。では何が違ったか。それは“志の大きさ”であるという。忠敬は「地球上における日本の位置と形を明らかにしようとした」(星埜由尚著『伊能忠敬』山川出版社)



気宇壮大な忠敬は、一方で、実際の仕事は丁寧だった。現地を自分の足と目で測量した。調査の及ばなかった場所は、地図には書かなかった



レインボーブリッジのような橋を架ける仕事をしたいと、建設会社に入った友がいる。最初の現場は、人が歩いて渡るほどの小さな橋だった。職場の先輩は彼に教えた。「この仕事は、やがて地図に刻まれる」。それから20年。彼は最初の現場を忘れず、信頼と実績を築き、現在、要職で活躍する



志は大きく。どんな小さな仕事も誠実に。それが“大きな仕事”につながる道だろう。本年は忠敬が地図作製の測量を終え、200年の節目を刻む。地図は古いが、彼の生き方は古くない。社会人になった友が、学べることは多いはずだ。(代)


【聖教新聞:2016年(平成28年)4月25日(月)付】


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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年4月23日(土)付

ゴールデンウイークも間近。心地よい陽気に誘われ、家族連れで外出する機会も増えよう。その際、十分に注意したいのがベビーカー。今月も東京メトロ半蔵門線で、ベビーカーが電車のドアに挟まれたままホーム端まで引きずられ、破損する事故が起きた。幸い、子どもは乗っていなかったが、あわや大惨事だった

この事故では男性がベビーカーを押して乗車しようとし、前輪の細いパイプ部分がドアに挟まれた。東京メトロの場合、挟まり事故を防止するドアセンサーは1.5センチ未満では作動しないため、電車は発車した

事態を重視した国土交通省は鉄道各社を集めた緊急会議を開き、安全確保を求めた。各社それぞれ異なるセンサー精度の再検討を含め、再発防止策を急いでほしい

一方、ベビーカー利用者は早めに乗り降りし、駆け込み乗車はしないのが鉄則。できるだけ混雑時の乗車も避けたい。また、駅のエスカレーターや階段では子どもを降ろすこと。ベビーカーを押しながら、スマホを使っている親も一部にいるが、こうしたマナー違反は論外だ

もう一つ、ベビーカー利用者が他の乗客に遠慮し最後に乗り込む姿も目にするが、周囲の乗客も気遣いや積極的な手助けを心掛けたい。幼い子を連れていても安心して外出できるよう、皆で安全意識を高めたい。(翼)




 

力走 二十七〈小説「新・人間革命」〉

2016年04月25日 05時19分15秒 | 今日の俳句
【力走 二十七】 法悟空 内田健一郎 画 (5784)

 十二月二日、山本伸一は三重研修道場で行われた、岐阜、兵庫、福岡の三県合同代表幹部会に出席した。ここには、関西の幹部も参加していた。席上、本部人事委員会で検討、決定した関西婦人部の人事が発表された。
 これまで関西婦人部長を務めてきた栗山三津子は、関西の総合婦人部長になり、後任には箕山益恵が就いた。また、岐阜、兵庫、福岡の人事も発表された。
 伸一は、皆の奮闘に大きな期待を寄せながら、幹部として活動することの意義について再確認した。
 「組織の幹部に就いた場合、任命されてから最初の三カ月が勝負であると言われてきた。なぜか――このスタートの活動が、一切の基準となっていくからです。
 ゆえに、今こそ境涯革命のチャンスととらえて、自身の新たな実践目標を定め、全力疾走のスタートをお願いしたい。
 その姿を見て、後輩たちも、“幹部というのは、これほど動き、これほど真剣に、誠実に戦うものなのか”ということを、改めて感じ取り、学んでいく。それによって、組織は活性化していきます。しかし、新任の幹部が懸命に動こうとしなければ、むしろ、それでいいかのように皆が錯覚し、広宣流布を停滞させてしまうことになる。
 皆さん自身も、仕事の問題などで悩み、苦闘されているうえに、組織のリーダーとしての責任を担うのは、どれほど大変なことか。そのご苦労は、よくわかります。
 しかし、広宣流布は日蓮大聖人の御遺命です。その広布を推進する唯一の聖業であり、人びとを最も根源的な次元から覚醒させ、絶対的幸福へと導く作業が学会活動です。
 したがって、幹部となって、学会活動に励むことは、仏法のうえから見れば、社会のいかなる地位、名誉よりも尊い、人類社会への貢献であり、民衆指導者として最重要の使命に生きることといえます。その功徳、福運は、子々孫々まで、あまねく幸の光をもって照らすことは間違いありません」



【「聖教新聞」2016年(平成28年)4月25日より転載】


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