和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

ライラック/今日の俳句 ≪第2111号≫

2016年04月19日 05時39分29秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)4月19日(火)≫(旧暦3/13)



 遠くから あやして リラの乳母車
        伊丹三樹彦

 旅人のものうき刻のリラの花
         草間時彦

 ライラックハチ公前で待ち合はす
         田中藤穂

 リラの花朝も夕べの色に咲く
       阿部みどり女

 ライラック海より冷えて来りけり
         千葉 仁



※ ライラック・リラの花
 モクセイ科の落葉低木で、ヨーロッパ原産。和名を紫はしどいといい、フランス語ではリラという。冷涼な気候を好み、四ー六月に普通紫色の総状の小さな花をつける。札幌市では五月下旬に「ライラックまつり」が行われる。このころの大通公園のライラック並木は見事。


【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  「励まし」には

  「万の力」がある。

  逆境と闘う友に

  真心と確信の言葉を!

  共に支え合って前へ!




       2016年4月19日



       ※☆*寸 鉄*☆※


 伊に戸田城聖庭園が誕生「平和の闘士の崇高なる生涯は市民の模範」市長

      ◇

 「勇敢な人生を生き切る人は幸福だ」恩師。広布拡大へ!思い切って挑戦

      ◇

 御書「妙法蓮華経の五字を唱うる功徳莫大なり」題目の人は所願満足の人

      ◇

 避難生活では健康管理が第一。栄養・水分補給と適度な運動を。声掛け合い

      ◇

 地震の義援金装う詐欺に注意―消費者庁。振込先をよく確認。賢く見抜け


【聖教新聞:2016年(平成28年)4月19日(火)付】



      ※☆*名字の言*※



プロ野球「東北楽天ゴールデンイーグルス」では、背番号「10」をファンのために永久欠番にしている



1チーム9人で試合を行う野球では、選手たちを「ナイン」と呼ぶことから、ファンの一人一人が“10人目の選手”という意味を込めているのだろう。10人目の選手となれば、一試合一試合は人ごとではない。ファンも勝利を目指し、熱く闘魂を燃やす



“私たちの心は常に、あなたたちと共にある!”――この思いを今、九州で地震からの復興に戦う友に届けたい。長引く避難生活に、たまった心身の疲労は、いかばかりか



先日は、無情の雨が九州の地をたたいた。思えば、震度7を記録した「阪神・淡路大震災」「新潟県中越地震」の時も、数日後、悪天候に見舞われた。また「東日本大震災」の発災当日は、月明かりのない雪の暗夜だった。だが皆、くじけなかった。過酷な試練に負けなかった。復興・勝利を祈り待つ師匠、同志の存在が、各人の胸に輝いていたからだ



熊本の地震からすぐに、皆の無事を祈り、寄せ書きを始めた東北の友がいる。今は現実的な救援・支援が必要なことは言うまでもない。ただ、1000キロ以上離れた地からも、希望のエールを送らずにはいられない。私たちの心は、九州と共にある。(白)


【聖教新聞:2016年(平成28年)4月19日(火)付】


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      ※☆*コラム「北斗七星」*※



公明新聞:2016年4月18日(月)付
https://www.komei.or.jp/news/

「前震」という言葉を初めて知った。「本震」の前兆となる地震のことだ。今回の熊本地震では、14日夜に起きた最大震度7、マグニチュード6.5の地震でさえ「前震」に過ぎなかった。気象庁も、経験則を超えた初めてのケースと驚きを隠さない

大自然の営みは、いとも簡単に人知を凌駕する。余震活動の一日も早い終息を祈るばかりだ。一方、救助活動や復旧・復興は人間の力で進めることができる。募金活動など支援の動きは海外でも始まっている。被災者の生活再建や被災地の復興に力を合わせたい

今回の地震では、避難所に倒壊や天井の崩落などの危険があり、避難者が屋外で待機したケースがあった。全国的には、避難場所となる公立小中学校の耐震化率はほぼ100%に達する。天井や照明器具など、建物本体以外の非構造部材の耐震対策も急がれる

庁舎が甚大な被害に見舞われた自治体もあった。災害時に役所機能を代替できる体制が不可欠だ。全国の自治体には、他の自治体との連携など危機管理体制について、あらためて点検し、万全を期してほしい

東日本大震災を機に、各家庭で非常食の備蓄や家具の転倒防止策、家族の連絡手段の確認などが進んだ。5年が経過し、非常食の消費期限をはじめ、身の回りの防災対策も再確認したい。(幸)



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力走 二十二〈小説「新・人間革命」〉

2016年04月19日 05時36分50秒 | 今日の俳句
【力走 二十二】 法悟空 内田健一郎 画 (5779)

 山本伸一を囲んで、高丘宅での語らいは弾んだ。話が「名張」の地名に及ぶと、伸一は言った。
 「『名張』というのは、いい名前ではないですか。『名を張る』――堂々と『創価』の名を掲げ、社会にあって、信頼と勝利を勝ち取っていくという気概を感じる地名です。
 全中部、全国に、“三重に名張あり”と、その名を轟かせる、広宣流布の模範の地となってください」
 また、高等部員にも声をかけた。
 「頑張って、創価大学に来てね。二十一世紀のリーダーを育てるために創立した大学です。世界の未来は、君たちに託すしかない。
 皆さんは、大切な使命の人です。だから、しっかり勉強して、社会的にも存分に力を発揮できる人になってください。
 若い時には、うんと苦労して、努力することが大事です。それが、生き方の土台になる。青春時代に苦労を避けていれば、しっかりとした土台は築けず、堅牢な人生の建物を造ることはできないよ」
 そこに、高校三年生になる高丘の長女の寿子が、学校から帰ってきた。
 峯子が、微笑みながら声をかけた。
 「お帰りなさい!」
 既に就職が決まったという寿子に、伸一は「立派な女子部のリーダーに」と励ました。
 それから、色紙に「高丘桜」「母桜」などと揮毫して、集っていたメンバーに贈った。
 伸一が帰ろうとすると、小さな子どもを背負った婦人と玄関で顔を合わせた。彼が高丘宅にいると聞いて、駆けつけてきたのだ。
 「では、一緒に写真を撮りましょう」
 さらに、一人ひとりと握手を交わした。瞬間、瞬間、出会った友のために何ができるかを考え、全力で行動した。
 人間は、励ましによって育っていく。そして、人を励ます作業とは、生命を、知恵を、力を振り絞って、相手の心の扉を開き、深く分け入り、発心のための養分を注ぎ込む真剣勝負の対話といえよう。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)4月19日より転載】


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