和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

桜草/今日の俳句 ≪第2106号≫

2016年04月14日 05時37分56秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)4月14日(木)≫(旧暦3/8)


 桜草もののはじめの彩として
        相田勝子

 桜草灯下に置いて夕餉かな
        富田木歩

 まのあたり天降りし蝶や桜草
        芝不器男

 花の奥より蕾駈け出づ桜草
        加藤楸邨

 桜草たのしげに咲き増えにけり
        高田風人子



※ 桜草・プリムラ 
 北海道の南部・本州・九州の河畔の原野や高原、山間の低湿地に野生し、また観賞用に栽培される多年草。
 東京付近では荒川畔の浮間ガ原付近に自生が見られたが、乱採されて跡を絶った。小海線の野辺山付近や軽井沢高原などに自生品が多い。
 野生種は四月ごろに、長い花茎の先端に紅紫色の数花を散形状に開く。栽培品は非常に種類が多く、白・桃色・紅・濃紫・絞りなどその色がさまざまで、すこぶる華麗だが、野生種の清美かれんさには及ばない。埼玉県の郷土の花で、田島原一帯の自生地のは天然記念物に指定されている。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】





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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  何でも相談できる

  良き先輩を見つけよう!

  「たすくる者

  強ければたうれず」

  善智識こそ人生の宝だ!



       2016年4月14日




       ※☆*寸 鉄*☆※




 会長は人間同士の信頼と同苦の精神を蘇らせた―独識者。仏法正統の行動

      ◇

 栄光の「5・3」へ列島で座談会。わが地区から対話の旋風を!人材拡大を

      ◇

 青年の意気と力が世界の歴史を変える―恩師。勇気の一歩が変革の万波に

      ◇

 「御みやづかいを法華経とをぼしめせ」。使命の職場で大誠実の世雄と輝け

      ◇

 為政者は「万民の手足」と御聖訓。誰が民衆の為に真剣か―監視の眼光らせ


【聖教新聞:2016年(平成28年)4月14日(木)付】



      ※☆*名字の言*※



エジソンが白熱電球を発明、ライト兄弟が動力飛行に成功、アームストロングが月面に着陸――歴史には、“あの日”があったから“今”の発展があるという分岐点がある。そうした史実を集めた『世界の歴史を変えた日1001』(ピーター・ファータド編集、ゆまに書房)を興味深く読んだ



ワシントンがアメリカ初代大統領に選出された日も紹介されている。1789年2月4日、大統領を選出する代理人の全ての票を獲得。その後、選挙結果が全州で承認されたと、ワシントン本人に正式に告げられたのが、同年4月14日とあった



だが、事ここに至っても、当人の演説からは固辞したい気持ちがうかがえた。責任の重さゆえだろう。しかし彼は、「義務感」から、引き受けることを決意したという



4月14日は、創価学会にとっても重大な一日として刻まれる。1960年のこの日、池田SGI会長が、第3代会長の就任を受諾。日記に「この日――わが人生の大転換の日となれり」「戸田先生のことを、ひとり偲ぶ。ひとり決意す」と記した



学会と出あい、広宣流布に生きる喜びを知った全ての人にとっても、歴史の転換点だったに違いない。師恩に深く感謝し、5・3「創価学会の日」へ、黄金の自分史をつづりゆこう。(代)


【聖教新聞:2016年(平成28年)4月14日(木)付】


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力走 十八〈小説「新・人間革命」〉

2016年04月14日 05時21分18秒 | 今日の俳句
【力走 十八】 法悟空 内田健一郎 画 (5775)

 山本伸一が妻の峯子と共に高丘秀一郎の家を訪ねたのは、午後四時過ぎであった。並木通り沿いにある瓦屋根の真新しい二階屋で、道を隔てて高校のグラウンドが広がっていた。
 高丘家には、既に伸一の訪問が伝えられており、主の秀一郎と妻の直子、高校一年になる長男の龍太が一行を迎えてくれた。
 「とうとう名張へ来ましたよ」
 そして伸一は、長男に視線を向けた。
 「お父さんの目が治ってよかったね」
 その声がかすれた。喉に痛みを感じた。
 「申し訳ありませんが、うがいをさせていただけませんか」
 台所に案内された伸一が、うがいをしていると、勝手口から、こちらをのぞいている制服姿の女子高校生が見えた。
 「どうしたの?」
 「表を通りましたら、高丘さんのお宅に母の車があったので、母がいるかと思って、見ていたんです」
 彼女の母親は、高丘直子から、伸一が高丘家を訪問すると聞いて、駆けつけてきたのである。
 「おそらく、お母さんは、部屋の方にいると思いますよ。あなたもいらっしゃい」
 仏間に行くと、近隣の学会員など、七、八人ほどが集っていた。
 伸一は、皆で題目を三唱したあと、「今日は座談会を開きましょう。どなたか、体験を語ってください」と話しかけた。
 口を切ったのは、秀一郎であった。
 丸顔に柔和な笑みを浮かべ、喜びを噛み締めるように語り始めた。
 「先生。おかげさまで、見事に視力は回復し、十月には、職場復帰を果たせました。
 体は、以前にも増して健康になり、信心への強い確信がもてるようになりました。御本尊の力を生命で感じております。今、仏法対話することが、嬉しくて仕方ないんです」
 功徳を実感するならば、おのずから歓喜が湧き、その体験を語りたくなる。歓喜こそ、広宣流布の原動力である。



【「聖教新聞」2016年(平成28年)4月14日より転載】


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