和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

海胆(うに)/今日の俳句 ≪第2100号≫

2016年04月08日 05時26分24秒 | 今日の俳句

海胆(うに)/今日の俳句 ≪第2100号≫

≪2016年(平成28年)4月8日(金)≫(旧暦3/2)




 売りに出す雲丹に一とふり塩効かせ
         小原清々子

 雲丹割ってくれたる海女の老い深し
          丸山海道

 子負ひ漁婦小石に座り雲丹洗ふ
          岡田日郎

 出雲より嫁しし日向の雲丹採女
          山崎正人

 海胆採るや碧落石をこぼしけり
         松井鴉城夫




※ 海胆・雲丹・海栗
 海胆網の棘皮動物の総称。浅海の石の下などから深海まで生息範囲は広い。一般に知られている海胆は正形類に属し、外部に棘があり、毬栗のような形をしているので「海栗」とも書く。
 他に馬糞海胆・紫海胆・赤海胆などの種類がある。卵巣が成熟するころが旬で、卵巣の塩辛が「雲丹」。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】




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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  リーダーの成長こそ

  組織発展の原動力。

  惰性・油断を排し

  壁破る挑戦を!

  瑞々しい信心で立て!


       2016年4月8日


       ※☆*寸 鉄*☆※


 学会は世界へ平和を広げゆく強固な砦を築いた―博士。友情と信頼の連帯

      ◇

 「関西の日」。わが胸に燃え上がる常勝の闘魂!今再びの師弟の金字塔を

      ◇

 無冠の友の献身に感謝!希望届ける使命は尊貴。健康と絶対無事故を祈る

      ◇

 君には青春という素晴らしい味方がいる―作家。青年よ大胆に勝ちまくれ

      ◇

 歩きスマホに危険・迷惑感じた―6割と。“ついうっかり”の油断排して


【聖教新聞:2016年(平成28年)4月8日(金)付】



      ※☆*名字の言*※



東京富士美術館の展示「ザ・刀剣――千年の匠の技と美」が好評だ。名匠たちが手掛けた一振り一振りの刀には、時を超えて人々を魅了する不朽の趣きがある



刀剣界最高の「正宗賞」を受賞した現代の名匠が、人材を見極める基準を語っている。「下手な子、不器用な子がいい」。なぜか。器用な弟子は、何でも無難にこなすから、仕事を軽く見がち。結局、刀一筋にならないことが多いという



「千年の技と美」に挑む刀剣の世界では、要領や小手先など通用しない。技術の巧拙より、うまずたゆまず、鉄をたたくことに精魂を注ぐ弟子こそが大成する。だから「不器用なことは決して不利ではない」と(山本兼一著『仕事は心を叩け。刀匠・河内國平 鍛錬の言葉』集英社)



「信心の世界は、素直な心の人が勝つ。真面目に地道に行動する人が最後は得をする」と池田SGI会長。逆に、いくら才にたけていても、苦労や下積みのない人生は刃こぼれしやすい。障害に、つまずきやすいものだ



鉄は炎に焼かれ、何度も打たれることで、不純物がたたき出され、強靱な剣になる。人間もまた、苦難を経て本物の人格となる。平凡でいい。必ずしも特別な才能はいらない。ただ真っすぐに信心を実践し抜いた人に“人生勝利の光”は輝く。(誠)


【聖教新聞:2016年(平成28年)4月8日(金)付】


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力走 十四〈小説「新・人間革命」〉

2016年04月08日 05時13分01秒 | 今日の俳句
【力走 十四】 法悟空 内田健一郎 画 (5771)

 静岡県幹部会で「静岡健児の歌」が発表された十一月二十九日夜、山本伸一は、空路、東京から大阪へと向かっていた。
 伊丹空港(大阪国際空港)から大阪・豊中市の関西牧口記念館への車中、同乗した副会長で関西総合長の十和田光一が、意を決したように語り始めた。
 「関西婦人部長の栗山三津子さんのことで、報告があります。実は、先日、癌と診断され、手術をしなければなりません。幸い、早期発見で命に別状はないとのことです」
 伸一は、詳しい病状を尋ねた。
 そして、記念館に到着すると、すぐに栗山に宛てて手紙を書いた。
 「病気のこと、心配しております。私も、強く、御祈念いたします。長い人生と長い法戦のうちにあって、さまざまな障魔があることは当然です。
 断固、病魔を打ち破って、また生き生きと、共に学会の庭で勇み活躍されますように、私たちは待っております。
 ともかく、少し、人生、思索の時間も必要なものです。それを御本尊様が、お与えくださったと思うことです」
 伸一は、手紙を書き終えると、十和田に言った。
 「栗山さんに無理をさせるわけにはいかないので、関西婦人部長の後任人事も検討した方がいいだろう」
 そして、人事の相談にのりながら、病への考え方について語っていった。
 「長い間、頑張り抜いてくれば、疲労がたまったり、病気になったりすることも当然あるよ。そもそも仏法では、生老病死は避けることができないと説いているんだもの。
 だから“病気になったのは信心が弱かったからだ。幹部なのに申し訳ない”などと考える必要はない。そう思わせてもいけません。
 みんなで温かく包み、『これまで走り抜いてきたのだから、ゆっくり療養してください。元気になったら、また一緒に活動しましょう』と、励ましてあげることです」



【「聖教新聞」2016年(平成28年)4月8日より転載】


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