和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

花烏賊/今日の俳句 ≪第2099号≫

2016年04月07日 05時27分01秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)4月7日(木)≫(旧暦3/1)




 花烏賊の甲羅を舟のごと浮かし
       長谷川かな女

 花烏賊や足投げ出して女学生
         矢野椎人

 洗ひたる花烏賊をすこし吐き
         高濱虚子

 花烏賊の冷えびえたるを舌にせり
        上田五千石

 花烏賊に火が通りてもわだかまり
         小松道子


※ 花烏賊・桜烏賊・甲烏賊・真烏賊。
 烏賊の一種で学名はコオイカ。桜の咲く頃、沿岸の海中の種々の物体に卵を産みつけるためにやって来るところからは内科・桜烏賊という。通名マイカ。背中に厚い菱型の甲羅があり、外敵に襲われると墨を吐く。東京湾以西の内湾に産す。
→烏賊(夏)。

【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】




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       ※☆*わが友に贈る*☆※


  地域・職場での

  信頼の拡大は

  日々の振る舞いから!

  弾む声 弾む命で

  さわやかな挨拶を!


       2016年4月7日



       ※☆*寸 鉄*☆※


 どんどん人と会い友情を結べ!全て勉強だ―恩師青年よ果敢に打って出よ

      ◇

 きょう山梨婦人部の日。母の行進は春風の如く。幸の花園を朗らかに拡大

      ◇

 心の力、精神の力が偉大さをつくる―作家。我らは境涯革命の道を一筋に

      ◇

 春の新聞週間。一字一字が希望放つ人間機関紙。民衆勝利へ紙面充実誓う

      ◇

 温暖化進めば今世紀末に2千7百兆円の損失も。人類一丸での対策今こそ



【聖教新聞:2016年(平成28年)4月7日(木)付】



      ※☆*名字の言*※



大学で学生生活を謳歌したいと夢を描きつつも、不安を抱える一人の高校生がいた。彼は病の影響で片手しか自由に動かせず、靴ひもが結べない



そこで彼は、世界的スポーツ用品企業に手紙を書いた。「一人で洋服を着ることはできますが、今でも親にシューズの紐を締めてもらわなくてはなりません。自分で自分のことを全てできるようになりたい……」(「ナイキ・ジャパン」プレスリリース)。受け取った関係者は3年を費やし、彼の夢をかなえる靴を開発し、商品化した



「一人」のために尽力した結果、その一人だけでなく、多くの人に喜びを届けられることがある。以前、教員の友から聞いた、こんな話を思い出した



利き腕を骨折した生徒のために、授業中、クラスメートが順番に、彼のノートも取ることになった。彼が復習しやすいよう、皆が書き方を工夫した。その結果、クラス全体の学力が向上。その後、腕が治った彼は全員にお礼の手紙を送り、とても仲の良いクラスになったという



「皆のために」と漠然と言っているうちは、事態は動かないものである。具体的な「一人」のために、心を砕き、行動することから、組織が、地域が、ひいては世界が変わり始める。「一は万が母」(御書498ページ)である。(代)

【聖教新聞:2016年(平成28年)4月7日(木)付】


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力走 十三〈小説「新・人間革命」〉

2016年04月07日 05時10分34秒 | 今日の俳句
【力走 十三】 法悟空 内田健一郎 画 (5770)

 山本伸一は、十一月二十五日には創価文化会館内の広宣会館で開かれた千葉県支部長会に出席。二十六日は東京・八王子で教学部初級登用試験の受験者、採点官らを激励。二十七、八の両日は、学生部代表と懇談した。
 彼は、これまでに会えなかった人と会おうと、懸命に時間をつくり、行動していった。
 そのなかで学会歌の作詞も続け、静岡県の同志に、「静岡健児の歌」を贈ったのである。
 同県では二十九日夜に県幹部会を開催し、合唱団によって県歌が初披露された。
  
 一、ああ誉れなり 我が富士を
   朝な夕なに 仰ぎ見む
   地涌の我等も かくあれと
   静岡健児よ いざや立て いざや立て
  
 二、朝日に輝く この大地
   世界の友は 集いくる
   この地楽土に 勇み立て
   静岡健児よ 今ここに 今ここに
  
 三、この地の広布が 満々と
   世紀の功徳と 雲と涌く
   烈士に続かん この我は
   静岡健児よ いざや舞え
   静岡健児よ いざや舞え
  
 歌詞の冒頭、伸一は「富士」を詠んだ。そこには、「富士のごとく、烈風にも微動だにせぬ、堂々たる信念の人たれ!」「富士のごとく、天高くそびえ立つ、気高き人格の人たれ!」「富士のごとく、慈悲の腕を広げ、万人を包み込む大境涯の人たれ!」との、静岡の同志への願いが託されていた。
 それから三十年後の二〇〇八年(平成二十年)十一月、伸一は、新時代・第一回静岡県青年部総会を記念し、この歌に加筆した。二番の「世界の友は」を「正義の同志は」に、三番の「世紀の功徳と」を「師弟の陣列」に、最後の「いざや舞え」を「いざや勝て」とし、静岡健児の新出発を祝福したのである。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)4月7日より転載】


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