和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

法旗(三十七)小説「新 ・人間革命」

2013年01月17日 11時20分39秒 | 今日の俳句
      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)1月17日(木)より転載】


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法旗37(1/17)
 愛媛滞在三日目となる一月十八日のメーン行事は、夜に行われる松山支部結成十八周年を祝賀する記念勤行会であった。


 この日の昼過ぎ、山本伸一は四国長の久米川誠太郎や愛媛県の婦人部の代表ら数人で、市内のスーパーマーケットに出かけた。


 スーパーを見れば、人びとの暮らしの一端を知ることができるからだ。
何がよく売れているかで、地域の人びとの好みや、景気の良し悪しもわかる。
また、同じ物でも、地域によって価格が違う商品もあることから、松山の物価を知っておきたかったのである。


 伸一が車を降りて、スーパーに向かうと、出入り口の脇に台を出し、塩辛や昆布などを売っている老婦人がいた。
真冬のことであり、首に布を巻き、頬かぶりしていたが、いかにも寒そうであった。


 伸一は、真っすぐに、この老婦人の“店”に向かった。


 「おばあちゃん。寒いでしょう」


 老婦人はキョトンとした顔で伸一を見た。


 彼は、「買わせていただきますよ」と言って、並べてあった幾つかの塩辛と昆布を購入した。


 商品を手にしながら、彼女は、目を輝かせ、笑みを浮かべた。


 品物を受け取る時、「ありがとう!」と言ったのは伸一であった。
彼は、お辞儀をする老婦人に、「風邪をひかないようにね。
お体を大切に!

 いつまでも元気でいてください」と語り、スーパーへ入っていった。


 たとえ見知らぬ人であっても、言葉を交わせば、心の距離は、ずっと縮まる。


 伸一は、学会員であろうがなかろうが、寒さに震えながら働く人を見れば、自然にねぎらいの言葉が出た。
奮闘している人と出会えば、励ましが口をついて出た。


 人間主義とは、何か特別な生き方をすることではない。
奮闘している人や苦労している人がいたら、声をかけ、励ます。
喜んでいる人がいたら、共に手を取って喜び合う――その、人間の心の共有のなかにこそあるのだ。



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薮柑子/今日の俳句 ※No.1166※

2013年01月17日 06時47分36秒 | 今日の俳句
  薮柑子/今日の俳句 ※No.1166※
 2013年(平成25年)1月17日(木)


      ■

   ※今日の記念日※

■ 1月17日
 防災とボランティアの日。
 1995年1月17日午前5時46分、淡路島北端を震源とする兵庫県南部地震が発生した。
 阪神・淡路大震災では、政府や行政の対応の遅れが批判された一方で、学生を中心としたボランティア活動が活発化し、「日本のボランティア元年」と言われた。
 これをきっかけに、ボランティア活動への認識を深め、災害への備えの充実強化を図る目的で、1995年12月の閣議で制定が決定され、翌1996年から実施された。

■ おむすびの日。
 米に関係する民間企業やJA等でつくる「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」が2000年11月に制定し、2001年から実施。
 日附は公募で選ばれ、阪神大震災ではボランティアの炊き出しで被災者が励まされたことから、いつまでもこの善意を忘れない為、1月17日を記念日とした。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


      ■


   ■※今日の俳句※■


 濁世の真ん中にあり薮柑子
      久保純夫


 洗ひ場に湯気こもりけり薮柑子
      長谷川櫂


 薮柑子夢のなかにも陽が差して
      桜井博道


【季語解説】
 高さ10~20センチのヤブコウジ科の常緑低木で山地の木陰に地下茎を伸ばして群生し、冬、光沢のある葉の間に丸い小さな赤い実をつける。
 千両・万両などとともに冬の庭を彩る。
 
 
【「俳句歳時記/第四版増補・冬」(角川学芸出版=編)より転載】
      

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※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)1月17日(木)より転載】 


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    ※わが友に贈る※
        


 会場提供の皆様に


 心からの感謝を!


 広布を支える尊き尽力が


 本年の勝利を開く!


 座談会から楽しく出発!


      ◇※1月17日※◇ 


      ■
      

      ◇※寸 鉄※◇ 


学会は戦後日本の発展に重大な役割を果たしたー博士(スペイン)。平和と民衆守る城



阪神・淡路大震災から18年。不死鳥の如き復興は世界の希望。共に未来へ



恩師「折伏に精進する者は学会の重鎮」。第一線で戦う同志を励まし讃えよ



個人指導は「会う」のが根本。メール・電話以上に人間性光る生命の触発を



災害ボランティア、5年前の3倍。他者への献身に真の充実。連帯を拡大


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1月16日(水)のつぶやき

2013年01月17日 01時44分28秒 | 民主党