名字の言
【聖教新聞・2012年 （平成2４年）10月５日(金)より転載】
・'☆。.:*:...:*★:・'゜:*:゜★゜
(10/5)
少し前のこと。錦宝会(多宝会)の大先輩が、ぱったりと会合に来なくなった。
気になって、何度か、お宅にうかがう。
いつもと変わらず、親しく話してくれる
▼
通ううち、ぽつりと口を開いた。
「みんな心配してくれて、申し訳ないなぁ。
実は……」
▼
「失禁」だという。医師は、かつての事故の後遺症が出たのだろうと診断。
自分の意思ではコントロールしにくく、座談会などで失礼があってはと、参加を見合わせていた
▼
いつも元気いっぱい、活動も率先の方だった「のに」ではない。
むしろ、そう「だから」、かえって会合に参加できなくなったのだ。
皆に心配をかける、迷惑をかける、と
▼
社会福祉の分野で、「見えない障害バッジ」が反響を広げていると、以前、小欄で紹介した。
内臓の疾患や発達障がいなど、外見では分かりにくく、「怠けている」「わがまま」と非難されがちな、「目に見えない困難」のある人がつけるバッジだ。
もちろん、私たち社会の側に「何か事情があるのだろう」と、想像する力が必要であることは言うまでもない
▼
周囲に、“想像の輪”を広げてみよう。
ちょっとした支えがないため、困っている人がいるかもしれない。
支えてみよう。きっと宝の人材に違いない。
(哉)
【聖教新聞・2012年 （平成2４年）10月５日(金)より転載】
・'☆。.:*:...:*★:・'゜:*:゜★゜
(10/5)
少し前のこと。錦宝会(多宝会)の大先輩が、ぱったりと会合に来なくなった。
気になって、何度か、お宅にうかがう。
いつもと変わらず、親しく話してくれる
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通ううち、ぽつりと口を開いた。
「みんな心配してくれて、申し訳ないなぁ。
実は……」
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「失禁」だという。医師は、かつての事故の後遺症が出たのだろうと診断。
自分の意思ではコントロールしにくく、座談会などで失礼があってはと、参加を見合わせていた
▼
いつも元気いっぱい、活動も率先の方だった「のに」ではない。
むしろ、そう「だから」、かえって会合に参加できなくなったのだ。
皆に心配をかける、迷惑をかける、と
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社会福祉の分野で、「見えない障害バッジ」が反響を広げていると、以前、小欄で紹介した。
内臓の疾患や発達障がいなど、外見では分かりにくく、「怠けている」「わがまま」と非難されがちな、「目に見えない困難」のある人がつけるバッジだ。
もちろん、私たち社会の側に「何か事情があるのだろう」と、想像する力が必要であることは言うまでもない
▼
周囲に、“想像の輪”を広げてみよう。
ちょっとした支えがないため、困っている人がいるかもしれない。
支えてみよう。きっと宝の人材に違いない。
(哉)