2016/10/28(金曜日) 雨
130MHz帯の増幅回路が一応作動するようになった。
作動するといったって増幅度はわずか5倍足らずだが・・・・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/a4/e09f485acd29f050b05ce4f6da50493b.jpg)
そこで以前工作した130MHz帯を受信する超再生受信回路と組み合わせて
その効果を調べてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/c4/8a6a9604f617934f5ee8056841fa72a8.jpg)
ザー、ザー、という超再生ノイズが聞こえるばかりで放送は聞こえない。
根気よく電波を探ると地上コントロール局と航空機との通信が聞こえてきた。
でもすぐ聞こえなくなってしまう。
同調がずれるのか?
それにしても、以前の方が良く聞こえたような気がする。
超再生受信回路も具合が悪いのかもしれない。
この際、超再生回路も他励式クエンチングで作り直すことにした。
基板は工作友人のブログに載っていた「生基板・細切れランド張付け方式」を真似してみた。
工作友人は細切れランドを瞬間接着剤で貼り付けているそうだがオイらは両面テープで
貼り付けることにした。
これなら回路誤りがあったときに細切れランドを取り外せるだろう。
今回はウェブサイトにアップされていた諸先輩方の記事や回路図を参考にしてエミッタ接地回路の「正帰還型」
発振回路方式にしてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/fe/157df8c78629307a56a4cf1979968206.jpg)
正帰還型なので同調コイルと帰還コイル(再生コイル)がある。
正帰還(再生作用)で発振させて、別回路のマルチバイブレータからのパルスで発振を断続させて
クエンチング発振状態にするようになっているのだが・・・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/86/c20a480852e98f59aa3b8fad2fbb3bfd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/0c/afda6bb2f4760a063795a921351bfb57.jpg)
ところがこの正帰還(再生)発振回路は全然発振してくれない。
コイルの巻方向を変えたり、バイアス電流を増減したりしてみたがダメだった。
発振して欲しくないときはやたらと発振するくせに、発振させようとすると全然発振してくれない。
どうなってるんだ! 責任者、出てこい!(あっ、オイらが責任者だったよ・・・)
やっぱり前回の超再生回路のようなコルピッツ型に変更した。
細切れランドを全部外してやり直した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/4f/3620542cb3801cce882181697306a84a.jpg)
コルピッツ型の発振回路はたやすく発振させることができた。
しかし今度はそれを断続することができない。
この回路は発振トランジスタのバイアス回路にマルチバイブレータのパルスを加えて
ベース電流をコントロールして(多く流して飽和状態にして増幅度を下げて)発振を
停止させるようにしている。
ところがそれがなかなかそのようにはいかない。
常に発振状態のままだ。
あれこれ回路定数を変えてみたが発振しないか発振するかの状態にしかできなかった。
そこでバイアス電流でコントロールすることはやめてエミッタ回路にトランジスタを入れて
パルスでON、OFFするようにしてみた。
これはうまくいった。
パルスどおり、発振は断続されるようになった。
エミッタ回路のトランジスタをマルチバイブレータのパルスでオン、オフするようにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/0f/913f31832496d79a54bbeb2f638606ff.jpg)
コルピッツ回路の発振出力と、それを断続するマルチバイブレータのパルス。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/3c/9f4bd42d1c329f997109b5da6c671752.jpg)
パルスの出たところだけ発振している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/97/885620fe3fd92a4a87fb896a8b10e9b5.jpg)
拡大してみる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/54/4c10aaf957a7cc74102e831e20bf212c.jpg)
断続パルスの周波数は50KHzぐらいだがこれで良いのかどうかはわからない。(20KHz以上ならいいのかな)
今度は他励式だからこの辺の調整はやりやすいだろう。
波形(クエンチング波形?)も安定していてきれいだ。
今度こそはちゃーんと聞こえるだろう。
(どうだかねぇ・・・・)
やっぱりコルピッツ ですね。
クエンチングですが他励式の場合はその強度によって感度が変わるそうです。これもお試しあれ。
アンプですが3端子で超広帯域のIC(数KHZ~GHz帯まで)が出てきました。近いうちにお見せします。
前回作成の超再生回路は自励式のクエンチング発振なので
調整はできませんでしたが今度は他励式なのでいろいろ実験できそうです。
でも、何だか難しいです。 今日は検波回路(ダイオード倍電圧)を
付けて見ましたが超再生ノイズは聞こえませんでした。
(クリスタルイヤホンで)
回路(自己流)は失敗だと思って分解してしまいました。
また一からやり直しています。
クエンチング発振は(波形が)おもしろいですね。
3端子広帯域アンプのブログ、拝見しましたよ。
3端子とはいってもこれは難しそうで私には手が出せませんねぇ・・・
真空管式ならたくさん有りましたがTR式はこれ一つしか見つかりませんでした。
http://www.rf-world.jp/bn/RFW07/samples/p126-127.pdf
このサイトも閲覧して参考にしています。
この回路も実験しました。(正帰還発振回路としてご紹介済み)
でも130MHz帯では発振させられませんでした。
(このサイトの超再生ラジオは中波帯を対象ですよね。)
今までクエンチング発振の実験をしていました。
パルス(方形波)で発振を制御したりサイン波で制御したりしてみました。
両方とも大差ありませんでしたがこの断続発振が「クエンチング
(徐々に発振が強くなりやがて徐々に消滅していく)発振かは定かではありません。
最後まで組み立ててみないと確認はできないですね。