何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

効率の良い釜なら燈心1本でも回せる。

2021-08-24 10:12:03 | エンジン工作
2021/08/23(月曜日) 曇り 朝のうち強い雨が降った

今から10年ばかり前はスチームエンジン工作に熱中していた。
最初は全くの手作り、アルミパイプとアルミ丸棒を組み合わせた
ピストンとシリンダー、ボイラーはお茶やコーヒーのアルミボトルに
水を入れてアルコールランプで熱するだけ。
その延長線上には蒸気機関車、ラジコン蒸気船工作。 それもいつしか
情熱が覚めて電子工作へ・・・・
だけど初めてのスチームエンジンが回ってくれた時の感動は今でも忘れない。
時は巡ってまたスチームエンジンへの思いがよみがえってきた。
  (ちょっと大げさな前書きだな(笑い))

10年前の工作のときはアルミ缶ボイラーとアルコールランプでエンジンは
調子よく回った。(20回転/secを記録したこともある。)
それが今の実験では全然回らない。 どうしてだろう?
いろいろ工作を繰り返しているうちに段々と性能の良いボイラーも作っている。
このボイラーなら燈心1本のランプでもエンジンを回せるかもしれない。
今日はその実験をしてみた。

銅板で作ったカマボコ型の釜。
底は平らでバーナーの熱を受ける面積は大きい。
そして銅のパイプ10本が釜の中を貫いて天井を突き抜けている。


ボイラーも釜を覆うカバーを付けたり、ランプの熱が外に逃げないように
工夫したりして効率よく釜を熱するように工夫した。


このボイラーを燈心1本のアルコールランプで熱してエンジンを回してみた。


釜には約180ccの水を入れた。
そしてアルコールランプに点火、釜底の中央を炙るようにセットした。
5分経過。 圧力計の針は全然うごかない。
はずみ車を回してみたが回らない。(当たり前か・・・)
10分経過。 釜の中からチーンというお湯が沸くような音が聞こえてきた。
圧力計の針は動かない。 はずみ車を回してみたが回らない・・・
もうすぐ13分になる頃、はずみ車を回してみると、回転を始めてくれた。
圧力計の針はかすかに動いたように思えたがよくわからない。
回転数は少しずつ上がって4回転/secを超えた。
そして順調に回り続けてくれる。

昨日までのアルミ缶ボイラーの運転ではエンジンは全然回ってくれなかった。
そのエンジンがこのボイラーなら回っている。
熱源は同じ燈心1本のアルコールランプだ。
やっぱり「効率」?の良さが違うんだろうな。

その高効率銅板煙管付カマボコ釜ボイラーを燈心1本ランプで熱してエンジンを
回した実験の様子を動画でごらんください。




次は燈心3本のランプで実験してみよう。


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