何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

コーヒー缶ボイラーで1号エンジンを回す

2021-08-22 07:32:13 | エンジン工作
2021/08/21(土曜日) 晴れ

オイらが初めて工作したエンジン(らしきもの)はスターリングエンジンだった。
今から10年以上も前のこと、ウェブサイトに掲載されていた記事を参考にして
工作した。 ピストンとシリンダーは「ガラス製の注射器」で何とか成功した。
ぐるぐる回るメカを見ているとなかなか面白い。
そこで当然次はスチームエンジン工作へと発展?していくことになった。
スチームエンジンとなれば「注射器」というわけにはいかない。
秋葉原の材料屋を物色して回った。
アルミのパイプ(外形15mm 内径13mm)とアルミの丸棒(直径13mm)を
見つけてそれを嵌め合わせてみた。
おーっ、ぴったりはまってスムーズに動く。 これを使えばいい。
というわけで工作したスチームエンジン1号がこれです。

シリンダーがアルミパイプなのでハンダ付けができない。(オイらの技量では・・・)
気密状態にするのに苦労した。
完成は2010年12月だった。


バルブは真鍮板をサンドイッチにしたスライド式。
蒸気漏れを抑えて摩擦が少なく軽く動かすのに苦労した。


当時の実験の様子。
季節は冬で室内で回していた。
最高回転数は20回転・秒を記録したことがある。


何度も実験を繰り返したのでアルミボトル釜はしわくちゃになってしまった。
ボイラーの釜はやがてスチール缶へと進化?していく。


こんなことを思い出しながら物置にしまってあったボイラーを取り出して
また回してみた。

アルミ缶釜はコーヒーボトルに変わり、アルコールランプはジャムの空き瓶を
利用したものに変わった。 エンジンは変化なしだ。





回転数を計測するのは周波数カウンタの付いたデジタルテスターに変わった。
圧力計は低圧が測れる当時の自作圧力計を使う。




さぁ、どんな具合に回るだろうか・・・期待を込めてランプに点火して釜を温めた。
ところが10分過ぎても圧力が上がらない。
低圧でも動くはずの圧力計の針がピクリともしない。
はずみ車を手で回してみた。
するとヨタ、ヨタ、・・・と回りだした。
そしてややすると停止してしまった。
ありゃー、これじゃだめだ・・・ どうしたんだろう。

そんなテストの様子を動画でご覧ください。




何で回らないんだろう?
今までの実験は大体室内で行っていた。
今回は戸外で実験しているので風が吹いてくる。
この風がアルミ缶釜にあたって熱を奪うのだろうか?
よーし、それでは「風防」をして実験してみよう。
というわけで次は「風防」をしての実験結果報告です。
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